うちでは、サンタクロースからのプレゼントは
25日に起きるとツリーの下にあって、
両親からは本をもらうのがお決まりでした。

やっぱりちょっとカタい本が多かったし
当時は「他に欲しいものもあるのになぁ」と思ったりもしたけれど
今思うと、「読んで欲しい本を選ぶ」というのは
「メッセージをたくす」みたいなところがあって
子どもへのプレゼントとしてはいいなぁと思う。

しかも「サンタさんはいるのよ」アピールとしては
効果抜群だったのでオススメです。

ちなみに一番印象に残ってるのは妹がもらった
「みんなうんち」と「おなら」。
セットで、てのがよかった。

小さいころに読んだ!って人まわりにもけっこう多いです。

笑えて、わかりやすくて、勉強にもなる。
何を食べたらくさいおならが出るのかな?とか。
「お父さんおならくさーい。お肉食べたの?」
なんて子ども。ちょっと知的ぽくて、どうでしょう?
ふたつめは「疑似体験」かな、と。

小説が一番わかりやすいけれど、
他の人の人生を擬似体験するということ。
小説以外でも、自身が現実には体験しない世界に出会ったりする。

そして、自分以外の人の、
それも、おそらく日常生活では
まったく関わることがないであろう人の、
ものの見方・考え方に触れたり、
さまざまな事象に対する感じ方、
ある局面での選択・判断を知ったりして。

もちろんそこからヒントを得ることもあるだろうし、
私ならどうだろう?こうは思わないな、
などと考えることで、自分を知るきっかけにもなる。

それが学校で書かされた「読書感想文」てことか。

まぁそんなにいつでも真剣にアタマ使って
本を読むわけではないけれど。。。。

でもきっと、その時はさらりと読んでも
ふとしたときに思い出したりするんじゃないかなぁ。

そうやって本を通して自分の中に「たまってくもの」。
引き出しが増えるってことでしょうか。
昨日「語彙力UP」について、熱く語りすぎたから?

今日会社で、「あとはよしなにお取り計らいいただこう~」
と課長が。
最初は聞こえなくて聞き返してみました。

ご親切にもう一回同じ言葉を繰り返してくれたけれど、
「???吉野さん?」

別にケンカうってるわけじゃありません。
某部にいらっしゃる「吉野さん」が絡んでる件なのかな?
と本気で思っただけです。

「(ため息)よ・し・な・に!!!

「ああ『よしなに』!吉野さんが絡んでるのかと思いましたぁ」
・・・とは言えませんでした。
ほんとに知らない言葉だったからです。

とほほほほ。

「いいように、よろしく、とかそういう意味の日本語。」
とおバカな子どもを諭すように教えていただきました。

「語彙力UP」(教養UP?)したいなぁ
じゃないと、社会的信頼も失いかねない!?

でも、ちなみに「よしなに」は
国語辞典には「老人語」て書いてあった。
私は若者、てことにしておこう。
なぜ「本を読みなさい」と言われたのか?
今になってやっと理解できることがあります。
まずひとつは「語彙力UP」です。

人は、知らない言葉では考えられない、と言います。
考えるときにも言葉を使って考えるからです。
例えば、「考えても考えても自分の気持ちがわからない」のは、
「知ってる言葉を考えつくしたけれど、どれもあてはまらない」
ことが原因のひとつだとしたら。

たしかに「言葉」には限界があるけれど、
より多くの言葉を知っていれば、
漠然と「なんだかよくわからない不思議な気持ち」ではなくて
「○○では弱いけれど●●とも違う、××も入り混じったような気持ち」
と考えたり、伝えたりすることができる。

つまり、語彙力がUPするということは、
事象・感情をより納得のいく言語に転換する能力が高まること。

言語化できることによって
「よくわからないもの」が「説明できるもの」となる。
よりハッキリしてくる。

自分の感情や考えが頭の中で明確になるだけで安心したり
それを言葉で人に伝えるとスッキリすることもありますよね。

そのための「語彙力」をつける一手段が読書なんじゃないか、と。
他人の使う言葉を盗む、というか。

子供の頃、「きちんとした日本語で書いてある本を読みなさい」
と、いわゆる「名作」を薦められたのはそのためだったんだろうなぁ。

でも私は、無理して読んだときにも
「きちんとした日本語ってナニよ」とばかりに
読めない漢字、知らない言葉はすっ飛ばしていました。

もったいない時間を過ごしたなぁと反省しきりです。
父が無類の本好きで、うちには昔から本があふれていました。

でも残念ながら、3人姉妹の中で、私だけがちっとも「本好き」になれませんでした。
「もっと本を読みなさい」と言われれば言われるほど楽しめなくて、
活字自体があんまり好きじゃなかった。

それが5年ほど前に、ふと読書欲がわいてから今でも衰えず、
常に何かしら読んでる本がある、という日々は続いています。

前は他に書くことがなくて仕方なく
テレながら履歴書に書いてた「趣味は読書」。
今なら自信を持って書けるぞ。

父との会話が本で広がったりもしてます。
「何かおもしろい本なーい?」「最近○○読んだよ」
「おぅ、オマエもなかなかいいセンスしてきたな」

小さい頃から本に囲まれた生活、
実らなかったかに見えた両親の読書教育が
私の中にちゃんと残ってたってことかしらー
としみじみ思う今日このごろです。