今週の木曜日は2月9日。ふくの語呂合わせで、にく(肉)の日とかふく(服)の日とかも
ありますが、昔から言われているのは、ふく(河豚)の日です。
前回の続きで、今回越境して柳井に来たもうひとつの目的は、、、、、、
「河豚」 です
目指すは上関 「田中旅館」 !!=3
世の中がまだバブリーな25,6年前。毎年のように夏・冬、暑気払いと忘年会と、従業員全員で
オーナーに連れていってもらってたんですが、それ以来です。当時、何となく美味しかったような
記憶があるのですが、非常に曖昧で
柳井から車を走らせること20分、
昭和49年、NHKの朝ドラで放映されていた 「鳩子の海」 で有名な、鳩子てんぷらのお店です。
全く油っぽくなく、甘みがあってとても美味しいです。中には牛蒡やレンコンなどが入ってます。
このお店から歩いて30秒、、、
懐かしい~っ!昔からまったく変わっていませんね。当時のままだから、かなり古めかしい旅館ですw
佐藤栄作や岸信介も、ちょくちょくお忍びで来ていたという、河豚通では非常に有名なお店です。
このお部屋がそうかもしれませんけど(笑)
「上関の河豚を食わずして、河豚を語ることなかれ」 河豚好きなら誰しもが一度は憧れる「上関の河豚」
かつては、かの北大路魯山人も、その味を絶賛したと言われているそうです。
とりあえず、ビールを飲んで...
ここの肝入りのポン酢ですが、濃厚でやや甘めですが、とてもさっぱりして大好きな味でした。
また、肝がいい!! 明らかにハゲの肝ではありません。女将に 「何の肝?」 って聞いても
「ご想像にお任せします」 と言われるばかりで、とうとう最後まで教えて頂けませんでした。
よって、決まりでしょう (^^)
伊万里の見事な大皿に盛りつけられた 「てっさ」 から始まります。普通は、皿の絵柄が透けて
見えるように薄く引くのが通例ですが、ここのは違います!横幅が2倍、厚さが2、3倍、ゆうに
普通の刺身の4,5枚分を頬張った感じです。
また、よく1日以上は寝かせてアミノ酸値を高めることで旨味を引き出すのが鉄則と言われて
いますが、うちは全く寝かせていない、寝かせても半日だとのことで、これも驚きでした。
身もさることながら、湯引きの皮がねっとり甘く、芽葱を巻いた腸管もコリコリ、鰓もサクサク
いろんな部位を愉しめました。
そりゃぁ~行くよねぇ、ひれ酒!何杯飲んだか覚えていませんけど
白子ですが、どうやったらこんなに綺麗に焼けるのか聞いてみると、まず切って、塩水でよく
ぬめりを取ってただ焼くだけらしいですが、ほんとかなぁ?甘くて美味しいのですが、私には少し
塩分が気になりました。もう少し塩分が少な目だともっと甘さが引き立つんじゃないかなぁ。
焼き河豚は、熱を加えることで河豚の旨味がギュッと凝縮されていて、ものすごく旨かった!
河豚の究極の調理法は「焼き」であると言う人も多いですが、納得の旨さでした<(__)>
ちり鍋は、まず河豚の身だけで取った出汁に河豚の身を入れていただき、河豚のいい出汁で
さらに野菜を食べます。
で、この鍋の出汁はすべて捨てられ、河豚の出汁だけで取った白味噌仕立ての雑炊と、
河豚出汁ベースの醤油仕立ての雑煮とが出てきます。デザートは大島の甘い蜜柑でした(笑)
広島市内で食べるよりはやや値が張るものの、是非また来たいと切に思わせるほど本当に
美味しい河豚でした。今回はロハだから、なおさら美味しかったです(爆) ゴチでした<(__)>
柳井駅で帰りの電車を待つ間に近くのラウンジで水割りを飲み、友人に見送られて電車に乗り
ましたが、広島に近づくにつれ、ちらちら雪が舞い始めていました。
まだまだ寒い日が続くんですかねぇ。
毎度<(__)>です。