法華経を学ぶということ | ザ!布教~立正安国への道~ 地域密着編

ザ!布教~立正安国への道~ 地域密着編

日蓮宗太生山一心寺僧侶の法華経広宣流布、立正安国のため、日々の活動を記録いたします。

 毎月行っています法華経の勉強会はもう私が参加してからでも20年近くなります。師匠が始めたのは40年前くらいでして、そのくらい長い期間していますと、ものの見方が変わってきているのを実感致します。テキストも最高に良いもので、言葉の意味や内容にとどまることなく、宗教としての信仰としての法華経の解説ですので、学術論文とか、「やさしい◯◯」とは一線を画すものです。様々なテキストやお話を聞かせていただきましたが、今のテキスト以上の法華経解説はお目にかかったことがありません。

 久保田正文先生の法華経講話でして、これも久保田先生はいくつか書籍がありますが、お亡くなりになられる直前の「法華」に連載されていたものが、当に久保田先生の僧侶として、学者として、一法華信者としての集大成で荒波を生き残ったマグロの大トロのような深くて濃い解説です。

 その中で何度も久保田先生がおっしゃっているのは、法華経の功徳とは、心が生まれ変わることだ、ということです。物の見方が変わる、心によって世界が変わるということです。逆に言えば、生まれ変わるくらいの信仰がなければ功徳とは言えないということでもあります。

 その繰り返しが修行であるとおっしゃっていますが、知恵の足りない私ではお経を読むだけではなかなか分からない。久保田先生の解説があるからこそそれが分かりました。

 ぜひ勉強会に参加したい方は、ご連絡下さい。