こんばんは、今日もまた新しい靴を落札した靴アホ…靴aholicです。新しい靴の紹介もしないと溜まってきていますよね…でも、今日はこちらを先に…
そう革の宝石「コードバン」についてです。コードバンは馬のお尻の革で、お尻の裏側の起毛部分を使った革です。独特のシワが魅力で、多くの方がコードバンを使った靴を欲しています。またレアカラーと呼ばれるものは希少で、超高値がついており、普通に店舗で購入するのは困難かと思います。(コードバンの知られざる秘密についての関連記事はコチラ
まぁ、革の説明はwikipediaなどでご覧頂けると思いますので、この辺で止めておきます。私が本日着目したい話題はネットなどでのコードバン靴を購入する際の注意点です。ちなみに私はコードバンと紹介されている商品を落札し、パテントだった経験があります…笑(出品者様に悪意はなく単なる目利き間違いでした 笑)
実は私もよくオークションなどで革靴をよく購入します。コードバンなども新品で購入するよりも、オークションなどでビンテージものやユーズドを探すと、お手頃に購入出来る可能性も高いです✨しかし、注意して頂きたいのが「本当にその靴がコードバンなのか」です。下の写真をご覧下さい。
左右で違う靴なのですが、片方はコードバンで、もう一方はパテント、いわゆるエナメルです。
引きの画像はこれです。モデルには注目しないで考えても、どちらがコードバンか見分けられるでしょうか。正解は向かって左側がAldenの9901コードバンで、向かって右側がLOUIS VUITTONのパテントの靴です。見分け方は…ずばり「シワ」です。
パテントレザーは細かいシワがたくさん入っています。
その一方でコードバンは大きなシワで、段ボールを折った様な細かいシワは入りません。これがコードバンの独特のシワで魅力です。

それでは第2問です。片方がコードバンで、もう一方はポリッシュをしっかりかけたカーフレザーかと思われます。
引きの画像です。正解は左側がAldenのコードバンで右側がAllen Edmondsのカーフレザーです。
シワを比べます。今度は1枚目がコードバン。
このシワはコードバンではありません。
では、卒業試験です。次の①〜③の写真の中でコードバンを選んで下さい。



さぁ、どうでしょうか。正解は③のみです‼️ちなみにこれはもう私の手元にはない靴なのですが、3足全てアメリカのビンテージ🇺🇸Florsheim社の靴です。

ちなみに先日とある出品者様に、「コードバン」表記をしている出品靴が「コードバンでない」事をお伝えすると…

「何を根拠に言ってるんですか⁉️こちらはR社の店員さんに聞いたので、これは絶対コードバンです‼️写真なんかで判断されたら迷惑です‼️」とブチギレられました。

もちろん失礼はお詫びをした上で、その靴の写真だけ保存してサヨナラした訳ですが…死んでもその方から商品は買いませんね…まぁあちら様もこんなややこしい客はお望みでないでしょうし、トラブるのはその出品者様ですのでそれ以上は言いませんけど…笑(保存した写真は公開はしません…笑)

コードバンは基本的に高価なお品ですので、シューシャイナーさんの所に焦って確認に駆け込んだ私を反面教師にして、皆様もご購入の際にはくれぐれもお気を付けを。

【次回以降の記事予定 兼 備忘録】
◯Tricker’s Bourton PS別注
◯ENZO BONAFE
◯先輩同僚とハイシャインの会を企画中
◯英国と仏国の間にある海峡
◯Oh, George‼️
◯旧工場製Edward Green