Xの過去の画像を削除したユーザーに対して、自作証明ができなくなるから削除すべきでないという人がいますが、アーカイブを
DLしておけば証明できます。作成には1日程度かかります。
私の場合は昔からXより先にブログやHPに上げていました。それ以前はpixivが先でした。たいていの人はX以外にも上げているので別に困ることはないと思います。
逆にXから画像を削除する意外なメリットがあります。
LAION-5B(reーLAION-5Bとして再公開)には22年までのTwitterのデータが大量に入っています。漫画やイラストもあります。著者がアップしたものもあれば、他人が無断で転載したもの、コラージュ等あります。自作僭称もあります。そうした問題のあるデータまで入っており、必ずしも著者名が書かれていないため、検索でも見つかりにくくオプトアウトもされていません。女性漫画の画像もあります。
X(旧Twitter)から画像を一斉に削除すればLAION-5Bからも使えなくなります。LAION-5Bは55億を超えるデータを含む巨大トレーニングデータセットです。画像ファイルが直接入っているわけではなく、画像のURLが入っています。元の画像が削除されればURLはデッドリンクになり、使えなくなります。
LAION-5Bを使用しているStable DiffusionやMidjourneyにも使われなくなります。同じ画像がpixivやPinterestにあればそこから使われますが、少なくともX(Twitter)からは使われなくなります。X以外にも問題があると思うプラットフォームから画像を削除することは無断利用対策になります。
自分の作品がLAION-5Bに入っているかどうかは、ここで検索して調べることができます。名前、タイトル、プラットフォームの名前、レーベル、出版社等思いつく限りの検索ワードで探してください。無断転載や海賊版が出てくることもあります。
見つかったらオプトアウト(学習から除外)できます。今のところオプトアウト要請に応じているのはStability.AIだけですが、利用者が多いので意味はあります。
まずSign inをクリックしてください。
メールアドレスとパスワードを決めてサインインします。
オプトアウトしたい画像にチェックを入れてDoNotTrainをクリックすれは完了です。
無断転載もオプトアウトすれば使われなくなります。
勿論画像自体を削除しても使われなくなります。削除すれば、Stable Diffusion、Midjourney他LAION-5Bを使用するモデルで使えなくなります。転載は削除要請が通らない場合もありますからオプトアウトをお薦めします。
あくまで今後使われないということで、既存のモデルからは除外できません。日本人はStableDiffusion、Midjourneyを好みますし、次々と新しいモデルが出ますから対処しておくべきです。絵ばかりでなく写真も同様です。
Xの画像を削除した皆さんは一石二鳥です。
追記
日本語だけでなく英語等でも検索する必要があります。
海外のメディアにも掲載され転載されますから。
詳しくは次の記事に書きました。