『家なき子』(「ドン底すぎる女たち」Vol.5)の配信が始まっています。

旧作ですが、一部絵に修正を入れました。

両親の不和、父親の不倫、母親のネグレクトに耐えられなくなった女子高生が家を出て、声をかけてくれた大学生に助けを求めますが、裏切られます。

 

不倫の当事者のインタビューを読んでいると、男女ともに子供のことを考えているようには見えず、相手の子供を巻き添えにして復讐する人も少なくありません。子供が犠牲者です。

そういう家庭を子供の視点から描きました。

 

作中では、家庭の犠牲になった娘が、通りすがりの男性に救いを求め、結果的に愚かな両親と同じ愚かな行動をしてしまう皮肉は結末にしました。

ハッピーエンドにしようと思えばできますが、それでは甘いと考えました。

 

両親の行動はネグレクト、心理的虐待に当たります。身体に傷をつけなくても虐待です。

虐待ですから、児童相談所に連絡すれば相談に乗ってもらえます。

下心のない大人に助けを求める方が安全です。

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

今年最後の配信が始まっています。

 

3話収録されたオムニバスの第2話が私の作品です。

 

『愛される女』というタイトルですが、内容はビターです。

貧しい学生だった主人公が自力で就職できず、裕福な同級生の父親の会社に縁故採用されたものの、都合よく子分扱いされ、不倫の濡れ衣を着せられた形で解雇されてしまいます。

学生時代から生活水準が違い、価値観の合わない相手に振り回された主人公も未熟です。

最後は自ら顧みて自力で生き直そうとする苦い結末です。

タイトルは皮肉を込めて「愛される・・・」にしました。幸せは、愛されるかどうかで決まるものではないという意味です。自分がどうしたいのか、自分で考えなければ始まりません。

 

これは20年ほど昔の旧作で、右腕が動かず1年休筆した後、リハビリしながら描いていた時期の苦心の作です。指の一部が自由に動かせない状態で左手を添えて描いていました。絵の固さと、デッサン、目の狂いが気になりますが、全部描き直すこともできず、そのままにしました。話はそのままでいいと思い、修正しませんでした。

絵さえよければもう少し何とかなったはずの旧作が結構あります。漫画は話が大事でも、絵が見苦しいと売れません。ギリギリで拾われた配信です。

 

ここで描いた他力依存は不幸の素、という考えは変わりません。

 

よろしければご笑覧下さい。

 

 

 

春に企画をいただき、夏前に納品した作品の配信がようやく始まりました。

『人は見た目で決まるのか』(「整形中毒ブス女~整形依存、全身改造、醜形恐怖症」2)です。

 
醜形恐怖症の女性が囚われから解放されるまでを描いています。

MSDマニュアルには「醜形恐怖症の人は、実際には欠点はまったくないか、ささいなものであるにもかかわらず、自分の外見には大きな欠点があると信じ込んでいます。外見にとらわれるあまり、特定の行動(鏡で自分の姿を確認する、過剰に身づくろいをする、自分と他者を比べるなど)を繰り返し行います。」とされています。

 

漫画はそれに従って作りました。

原案は編集部で、誰がどうしてどうなった、という大まかな筋はあらかじめ決まっていますが、

主人公の職業、相手の男性の職業、それにまつわるエピソードは私の案で、OKをいただいて作りました。飲食業という案をいただきましたが、コロナでそれはないと考え、求人の多いITに変更しました。男性の職業も、プロットに合わせて無理のないものにしています。

ブスと呼ばれる女性を貶める漫画ではありません。内容はその反対です。

お読みいただければご理解いただけると思います。

 

画像はプチ整形、メイクで地顔を修正した後です。

地顔です。二重の友人と比べて地味と言われ、人に認められないと意識するようになります。

 

どうぞよろしくお願いいたします。