自分の画像がAI学習に作品が使われたかどうかLAION-5Bから検索できるアプリが公開されています。
しかしなかなか日本人の名前では見つかりません。
有名人でも本人の名前で写真が1枚も出ないことがあります。
むしろ正確に本人の写真だけを検出できる方が稀です。
漫画家の場合も大物でも本人の写真は出ない、本人の写真が出ても漫画は出ないのが普通です。
どうすれば自分の絵が使われたか確認できるのかわからず、試行錯誤した結果、ペンネームではなくキーワードで検索して見つけました。まだあります。検索を繰り返して根気よく自分の絵を探すしかありません。
簡単に出るのはオンライン書店で販売している漫画のサムネイルです。複数の書店の画像が検出できます。プロの方は例外なく出るでしょう。
次にblog、comic、japanで検察すると、ブログやHPにアップされた漫画のサムネイルが出ます。クリックすると詳細が表示され画像のURL、漫画の本文が出ます。
ブログに上げた4コマ漫画は見放題になります。
サムネイルで全部読める漫画もあります。
プロの漫画も掲載されているものは出ます。
育児漫画のコノビーが学習されています。
Twitterで検索すると、Twitterをテーマにした漫画が出ます。
知っている先生方も出てきます。
漫画がそのまま生成されるわけではありませんから、問題にする気はない人もいると思います。私自身ブログで無料公開した漫画や素材や書店のサムネイルは使われても構わないと思いました。
しかし全体を見て考えるとそうもいきません。
昔pixivで「可愛い女の子が描きたい」と自己紹介している外国の
イラストレーターを見つけました。日本の「可愛い」を勉強するために武者修行(?)に訪れたようです。
日本人の絵の「可愛い」は優位に立てる強みになっていました。
しかしそれが今は学習され尽くして、画像生成AIのプロンプトに「美少女アニメ、pixiv」などと書くだけで可愛い女の子が誰でも描けるようになっています。それを商品化して販売している人もいます。児童ポルノもどきの絵を生成して売る人もいます。
競争面での優位性を失い、倫理的に問題のあるコンテンツを作る
手助けをするのは本意ではありません。
開発したのは日本ではありませんし、あっさりやめてくれるとは考えられませんから、競争力を失わない努力は必要でしょう。
使って勝ちたい人もいるのはわからないわけではありませんが、
現実には著作権を無視し、人権意識のかけらもない非倫理的な使い方をする脱法利用者が多く、収入源を失う人も出ています。
EUが先駆けた規制に倣い、国内で有効な規制を考えることが先決だと思います。