背景や小物を描くために使う素材は、パブリックドメイン(著作権が発生していないか消滅している)、CC0(著作権保護期間中だが著作権による利益を放棄)、フリー素材(著作権は放棄していないが商用利用可能)です。クリスタの素材も使います。
どうしても必要な写真を1枚使うために素材サイトに登録して代金を支払ってきました。無料の素材でも商業誌に使う時は支払っています。
絵を描くために参考にする程度なら、雑誌のグラビアやカタログやネットの画像も見ます。しかしあくまで参考資料で、そのまま描くことはありません。
色々な資料を参照している、素材を使っていることは、漫画を見ればわかると思いますが、他人の絵や写真をコピーして使うことはありません。可能な限り自分で写真を撮りに行きます(汗)。
背景カタログという便利な商品もあり、できる限り揃えるようにしています。撮影許可の出ない病院の中や商業施設の中の写真もあるため欠かせません。
警察署内部も写真撮影の許可が出ず市販のカタログもないため、スケッチさせてもらいました。スケッチの許可は出たからです。
そこまでして背景や小物を描いてきました。
画像生成AIで簡単に作るのとはわけが違います。
そうやってプロが描いた絵を、画像生成AIは背景や小物ごと利用しています。何でも出て来て便利で良かった、ではないのです。
データセットには違法に取得されたデータも含まれています。
学習元のアーティストを無権利状態にしたまま商用利用を進めるのは早計だと思います。