本来作家の創作活動を応援するための場が、AIによって短期間に大量生産された作品の販売のみを目的として悪用されている問題について、pixivFANBOXでAI生成作品の取り扱いを当面禁止とする発表がありました。
「AI生成作品に対する、FANBOXにおける今後の対応」を公開しました。
— pixivFANBOX (@pixivFANBOX) May 10, 2023
詳細はこちらをご確認ください。https://t.co/RJRb9TDyx4
続けてFantiaもAI作品の取り扱い一時停止を発表しました。
「AI作品の取り扱い一時停止について」のご案内を公開しました。
— ファンティア(Fantia) (@fantia_jp) May 10, 2023
詳細は下記よりご確認ください。https://t.co/S8qqpRGpm8
私自身は自分の絵が使われたと分かるAI生成作品を見つけたことはありません。あるかもしれませんが何とも言えません。しかし
食い物にされた、バカにされた、不本意な改変を加えられた、という投稿はSNSで見ています。
著作権には人格的な利益を保護する著作者人格権と財産的な利益を保護する著作権(財産権)があります。
無断で他人の絵に依存して収益を上げるのは財産権の問題ですが
意に反して勝手に改変されない著作者人格権の問題もあります。
AI生成作品については、著作権の取り扱いをどうするかの明確なガイドラインがなかったため、クリエーターを踏みにじった悪質な投稿が利益目的に大量になされていました。
充分な論議を尽くし利用者の納得できるガイドラインを作ることが先決だと思います。
今回のAI生成作品取り扱い禁止措置を支持します。
参考になる記事を見つけましたのでぜひご一読下さい。
画像生成AIの「悪用」に絵師たちが反発、pixiv上でイラスト非公開に・・・福井健策弁護士に聞く