先日,日本感染症学会から医療従事者向けの新たな資料が公表されました!

 

Significant Scientific Evidences about COVID-19

 

 

今まで個別に追いかけないといけなかったものが全部詰まった資料で…自分のような素人でも知ってて損はしないことだらけです。

 

全体で200ページ以上ありますが…最低でもP.3~P.9までの予防・検査等の「(1)ウイルスの安定性・所在,感染予防」なんかは,予防的観点から見ておいた方がいいかなと。

 

以前もここで紹介した…今でも俺の行動バイブル的な指針の「緊急寄稿(1)新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のウイルス学的特徴と感染様式の考察(白木公康)」と併せて目を通しておけば…動きやすくなると思います。

 

それに,いろいろ前に進んでいることもわかるし。

 

後は…

 

新型コロナ感染の美容師2人が139名に接客!感染者を一人も出さなかった「納得の対策」とは

 

こういう事例がたくさん欲しいですよね。

 

「なぜ買わなかった?」情報ならぬ「感染しなかった情報」

 

今回のコロナは,発症前感染45%,無症状感染者からの感染5%らしいので…感染症対策が有効かどうかは,その場所,その空間に感染者がいても大丈夫なレベルで行わないと意味がないんですよね。そういう場所や空間から排除することには限界があるので…だからややこしい。

 

ある店の感染症対策も…有効なのではなく,たまたまこれまでは(感染者が居なくて)運が良かっただけなのかもしれないわけで。

 

だから,カメラとAI使って分析しようとしている「なぜ買わなかった?」情報ならぬ…「感染しなかった情報」がたくさんあれば動きやすい。

 

で,その美容院の例や,これまでの事例なんかから…現時点では,

 

1)自分がサージカルマスクをする(飛沫)

2)マスクをしていない人には近寄らない(飛沫)

3)換気の悪いところにはいかない(エアロゾル)

4)できればゴーグル型眼鏡をする(飛沫・エアロゾル)

5)顔を触らない,手洗い,うがい(接触他)

 

だけで,つまり…今言われている対策だけで,かなりの高確率で耐えられると思っている。今は,サージカルマスクの絶大なる効果がわかっているわけだし。

 

ただ…感覚的。

 

だから疑心暗鬼になって…結果,過剰防衛になる。

 

なので,国や自治体が…感染者の感染対策の有無や新たな行動様式を守っていたのか…具体的には上記の1)~5)をしていたのか否かを併せて公表してくれないかな?

 

感染者数だけではなく,守っていての感染の数と,守っていなくて感染した数を。

 

データで見たい。

ガイドラインの有効性を。

数字で。客観的に。

 

そのデータさえあれば,今よりも感染を押えながら,過剰な自粛もなくなって…今よりも,経済もそこそこ回ると思うんだけど…どうだろう。

 

何回も繰り返し言うけれど…

 

今は…あらゆるものの「見える化」が進んで,論理的思考や統計学を勉強し,データに基づいて行動する身体になっている人が多いので…

 

経済を回すなら…安心できる”データ”を出すのが一番。動きを止める前に,データを…知見を…。

 

7月16日の記事の「欲しいデータが無い…」に書いたデータまで欲は出さないから(と言っても,いずれは…ニューヨークのように,調査員を大量に増やして…もっともっとデータを集めて欲しいのは変わらないけど),とりあえず…それだけでも。

 

俺は欲しいな。

 

出なければ,公表されているデータと想像で判断するけど,それだとやっぱり…

 

「どうしようかな?」

 

というのは…

 

「今は止めておこう」

 

って,先延ばしになるわな。


繰り返すけど…


経済を回したいならデータ。


感染を抑えるためではなく、経済を回すためにデータ。


経済を回している人がデータに基づいて普段から動いているのに、根拠なき施策に乗っかるわけない。実際、ちゃんとした企業で出ている指示を考えればすぐわかる。


ギリギリを攻めようと思っているのに、そのギリギリがわからない…


マスコミはこの視点で煽って欲しい。


日本でDXが進まない(話題にならない)理由にも通じるところがあるのかな?