そうそう…生田絵梨花さんと言えば…

 

 

ほんとなら…ちょうどこの時期,生田絵梨花さんの舞台「四月は君の嘘」に通い詰めていて…真夏の全国ツアー2020も始まっていたであろうから…あちこちに行っていたはず。

 

…コロナめ!

 

でもファン以上に…エンタメ系のお仕事をしている方々は,凄く難しいハンドリングを求められているよな。

 

特に,舞台やイベントをメインにしている芸能人は。

 

 

■ もしも俺が芸能人だったら…

 

俺は,ただの一般人なので…あれだけど。

 

もしも俺が芸能人ならどうしているだろう?

 

このコロナ禍を乗り切るために,あるいはwithコロナで長期戦に備えるために。

 

そんなことをよく考えている。

 

 

■ リモートオンリー

 

まず…絶対にファンを危険に晒さない。コロナに対する考え方は人それぞれだけど…そこは平等。そこはローランド様と同じ思考。(ちなみに…今回の件で,ローランド様がカリスマだと言われる理由がよくわかった。凄いわ。ヤフコメ見ればわかる)

 

 

 

■ マーケティングの観点

 

で,マーケティングの観点からだと…SNSの時代では,顧客やファンが”主”になることを考えるのが第一なので…まずは徹底的にそっちにシフトするのが王道かな。

 

・ファンのことを想い続ける

・ファンのことを知る

・ファンを応援する

 

これを,リモートで行う。

 

握手会と同じようなことだけど…握手会の場合は外見や五感に訴求することで誤魔化せるからな。錯覚を起こすことも簡単。

 

そもそも,信用や信頼関係がそうなんだけど…そういうものって,会っていない時,連絡が無い時に”真実”が見えてくるもの。握手会でも,そのあたりが試されたりするもんな。

 

逆に考えれば…会いに行けない今だからこそ,確固たる信頼関係を築き上げることができる時だと思うから,そっちにパワーを注ぐかな。

 

具体的には…

 

・リモート握手会を行う

・それを映像に残し何度も見て記憶する

・自分のファンだと設定して次に生かす

 

普段の握手会だと,どうしても記憶が追い付かないと思う。でもリモートだと映像に残せる。何度も見返せる。あるいはコンタクトセンターのシステムなんかを活用すれば,コンタクト履歴を事前に再確認することもできるし。尊敬するSKEの須田さんなんかも,そこが人気の理由だし。

 

 

1回目と2回目の間に「何度も見返して覚えた」って言えば,ファンにとってこんな嬉しいことは無いはず。会っていない時をそれで埋めれば…一気に信用を得られる。それを武器にすれば,新規ファンの獲得もできるだろうし。

 

考えてみてよ。離れている時にでも,推しが自分のことを考えてくれているってなったら,そりゃ一生推し変ないわな。少子化を加速するかもだけど(笑)。

 

このあたりは…ちょうど,一つ前の記事「リモートワークでほっといてもらうために…」にも書いたけど。会えない時の行動で信用は左右される。ビジネスもエンタメもそこは同じ。


もちろん、敵と味方に分けていい。差別化にもつながるし、自然淘汰される。

 

 

■ マネタイズ

 

後は,それでどうマネタイズするか?を考える。

 

リアルな握手会は,たぶんまだまだ無理だから…どこかがやってたと思うけどリモートに変えたらいいと思う。新曲出してCDにリモート握手会。それでこれまで通りマネタイズする。

 

SNSのアクセス数や閲覧数,企業とのタイアップ等で収益を得られるのであれば,それでいいかな。

 

ファンクラブサイトやオンラインサロンの開設で定額制のコミュニティで,ファンとの交流(ファンのことを知る)でもいいかも。

 

さらには…

 

舞台,ひとり芝居,ライブなどを無観客で配信する場合,Showroom等の投げ銭でもいい…それを有料でやる。

 

但し!

 

今だけだと考えて一方向(誰が見ているか知らない,覚えない)でやるのは危険。先細りになる可能性が大きい。今はまだ緊急時だからいいけれど…これが定常になってくると…やはり物足りなさを感じるだろう。そうなると…早く集客してやりたくなる。でもそれは大きなリスクがある(で,問題が発生すると…終わる。だから焦りは禁物。あくまでも無観客で実施)。

 

そこで!

 

やっぱり…承認欲求を満たしたファン(覚えてもらっているファン)が必要になる。その場合は,先細りはないと思う。常態化しても大丈夫。心で繋がっていると疑似友人化ができるから(友人なら疑似でなくてもいいかも 笑)。

 

具体的には…

 

リモート握手会でファンのことを覚えたら,次に,その舞台等に観に来てくれる人の名前を確認し,先にそれを観に来てくれる人に伝える。観ているという事実だけでもいい。

 

そして…観てくれた人を覚え(ノートでも,データベース化でもいい),それを今後の会話機会に相手に伝えるかな。

 

そうすれば…ファンは観れば観るほど貢献意欲が満たされるので,ずっと観たくなる。

 

で,観劇(リモートで)した事実をSNSで書いてもいいってなれば…AISASの最後の”S”もできるし。新規のファンも増える。

 

ファンとはそういうものだ(笑)。

 

それに…ローランド様のように,本当に自分の仕事を愛し,顧客を大切にしてくれているという姿勢も…より強く!示すことができる。

 

だから…俺だったら,顧客のことを覚えることで「会わないこと=迷惑をかけない大切な存在」としてプラスに変えるかな。

 

そもそも小劇場からの配信でも,数千人数万人の観衆を集めることができるもんな。可能性として。

 

こんな風に考えているんだけど…どうだろう?

 

 

■ 芸だけで勝負する?

 

こういう話をすると…

 

たまに…ファンを蔑ろにして「媚びを売るのは違う!俺は芸だけで勝負する!」っていう考えの人も聞くけれど…それはってどうなんだろう? 

 

ただただ尖がっているだけでは?

 

そりゃ確かに”人気に甘えない姿勢”は必須。それが無いとレベルが上がらない。

 

でも,それとファンを知らないというのは関係ないし。

 

案外,ファンサが苦手な人の言い訳や隠れ蓑じゃないかな。

 

そうじゃなければ…「俺は芸だけで勝負する!」っていう思考って…ファンを”金”としか思っていないことだとも言えるもんな。相手を知る必要はないっていう宣言なんだから。感謝するどころか…「俺が与えてやってる。だから感謝しろ。金貰うのは当然だ!」っていう思考…そっちの方がひどい。

 

”人”として違うと思う。

 

人気に甘えない姿勢の有無とは全く関係ない!!


言い訳に使っているとしたら、もったいない。

 

乃木坂46のメンバを見てみ。天狗にならないだけじゃなく,自分自身の価値に気付いていないのか?と周囲が思ってしまうほどに謙虚だし,ファンにも感謝をしてくれる。だから人気が全く落ちないんだよ。

 

 

■一般人の俺の場合

 

だいたい…俺は芸能人じゃなく一般人だけど…

 

こんな俺ですら…四六時中,受講生や読者のことを考えているもんな(だから嫌な人はNGなんだよな)。

 

俺の場合,オンライン講座の”添削”があるから…密度の濃い付き合いになるし。顔は見たことなかったり,会ったことも無かったりする人も多いけど…

 

でも,想っているし…本を書く時に,恥じないようにって想いながら書いている。合格後もずっと買い続けてくれている人も少なくないから。

 

 

■ はなれてたって、ぼくらはいっしょ!

 

要するに。

 

同じ空間に居ることができなくなったり,リアルに会えなくなったり…そういう制約はあるけれど,それは単に,想いを伝える表現方法が変わるだけだと思う。

 

今の状況にあった表現の仕方に変えればいいだけ。


「はなれてたって、ぼくらはいっしょ!」
 

今は,本当にそう思ってもらえる時かどうかの分岐点だと思う。

 

https://abema.tv/video/title/526-1

 

この時期…最悪なのは,仕事を与えてくれる方向ばかりを見ていること。そう思われること。今出るのが”本音”と,皆思ってる時だから。