前回,記憶力を高める練習をしているってのを書いたんだけど…「メモ」…

 

「ネットで調べれば,いつでも情報が出てくる時代だから…覚える必要ないんじゃない?」

 

って感じで,”記憶”することが軽視されることもあるけれど…

 

それってどうなんだろう?

 

個人的には…ナンセンスだと思う。

 

「え?ネットあるのに?AI時代に?」

 

って思われるかもしれないけれど…逆,逆。ネット全盛のAI時代だからこそ,人が記憶することが重要になる。

 

 

/ネットの情報は”非専門領域”

 

そもそも,ネットって…非専門領域を手っ取り早く知るためには有益だけど,専門領域になると…”ピタッ”と何の情報も無くなるからね。

 

専門領域をネットに頼っているようじゃお金は稼げない。

 

そこは,RPAやAIがどんどん進化する領域。

 

「ネット上に情報なんて無い!」って思えるようになったら一安心って感じで…世の中の専門家は思ってるもんな。

 

競馬予想や株価予想と一緒で,確実に勝てる法則見つけたらネットになんて公開しない。別の目的が無い限り。

 

非専門領域としての情報は,知らないことを短時間で調達できるんで…本当に価値があるし,ありがたいんだけどね。

 

 

/ディープラーニングは人のモノ

 

それに…

 

AIのディープラーニング(深層学習)って,元々は人のモノなわけで…

 

自分の頭の中に,あらゆる情報を入れるから…それらの情報を,脳が勝手に有機的に結び付けて,価値ある情報を産み出してくれるわけで…

 

それが,”自分しか出せないアイデア”になり,それが無意識の場合,”ひらめき”とか,”降りてきた”っていうやつになる。

 

ただ,そこもAIと同じで…情報量(データ量)次第。


データが少ないと,”自分しか出せないアイデア”も”ひらめき”,”降りてきた”なんてこともあり得ない。

 

ほら。AIでも…データ量が少なかったら使い物にならないだろ。

 

それに…

 

データ量のベーシックな部分はコンピュータより人の方が多い。なんせ五感で毎日毎日情報を内に入れてるんだから。人が生きてきた年数分見聞きしたこと考えたこと全部データとして脳に蓄積されているから…

 

そこに,”ある分野”の知識を放り込んだら…AIなんかよりも多くのパラメタと重み付けを使って、無意識に化学変化を起こしてくれるはず。

 

なので,”ある特定分野”の情報を分析する場合…その特定分野の…


データ量が少ない場合には,AIよりも人の方が良い答えを出せる。


そして…

 

まだまだそういう分野だらけだし。

 

将棋や囲碁,競馬や株価、天気予報など…データ量が圧倒的に豊富で,人が扱えないくらい大量にあることが前提で、一定の法則や有限の事象のように…AIの得意な分野もあるんだけど…


まだまだそんな分野って一握りだし。


データの蓄積<変化の速度


の世界だと人の方が優秀。

 

余談だけど…最近、猫も杓子も「AIで分析!」みたいに書いて…はったり?のような謳い文句が横行しているけれど…


データ量少なかったら害しかないので注意しないとな。データ量が少ない場合,人の判断の方が正確になる。


人の頭の中に入れた方が,それまでの人生で培ったデータとともに多角的に分析でき,新たな発想を産みだせる。先に書いた通り。

 

機械学習やディープラーニングならぬ…人学習!

 

そのまんま(笑)。

 

 

/話変わって…試験対策情報

 

ただ…機械と違って,もちろん弱点もある。


人は忘れる。良くも悪くも。

 

だから今,情報処理技術者試験関係の本をいくつか書いているし,春試験対策の準備をしているんだけど…YouTubeへの公開情報や,その他諸々の春向けのね。

 

で,この時に,いつも行わないといけないのが…

 

過去の試験問題を改めて覚え直すという作業。

 

午前,午後Ⅰ,午後Ⅱ…ストックしてある過去問題の問題文と解答例,採点講評を,何度も何度も読み返す。

 

ちょうどAIに学習データを投入しているような感じ(笑)。


1年も経てば…結構忘れているから。

 

そこは人の弱点 笑。

 

まぁ…どの年度にどの問題が出たとか,答えやその意味,マークしとくとこぐらいは覚えてんだけど,問題文の構成要素や,そこでのちょっとした表現となると…忘れてる…。

 

しかも量が多い。

 

AIには”微量”過ぎて答えを出すのは不可能だけど,人にとっては大量すぎるくらい大量。

 

自分がこの業界に入ってからの情報しかストックしていないけど,それでも31年分。…ひと区分でもそこそこ多い。それを全区分となると…

 

人間には,かなりの時間がかかる 笑。

 

ただ…過去問題と解答例,採点講評をすべてAIに投入しても何の答えも出ないけど,人なら出る。

 

 

 

でも,だからこそ…それを俺が”代行する”ことで,多忙なエンジニアの役に立てるって自信を持っていえるところ。そこに自信は持ちやすい(笑)。

 

 

そこから出てくる解…

 

すなわち「最小限の労力と,最短時間の学習で,最大の効果が出る勉強方法」を導き出すことができれば,俺の仕事も成立するし,何より自信が持てる。

 

1か月時間をかけた作業の結果を,”一言”で提供します 笑。

 

 

ということで…今,それをやってます。

 

で,今年もさらに,いろいろ見つかってるから…

 

そう,12月ぐらいからは情報提供していけるので,期待してくれている人は,もう少々お待ちを。

 

期待していいと思います。

 

待ってて下され。