今日から仕事モード全開で,諸々を朝から全力でやっています。
いや本当に(笑)。
で,メールでの質問に対する返事も…順番に。
いつもの起業相談にも。
/成功の匂い
これまで何回か…
2/17「独立後の営業活動は…雑談(笑)」
2/20「新規顧客を獲得し続ける術があるか?」
こんな風に書いてきました。
もちろん最終的には本人がやりたいかどうかで決めてもらっていいのですが…よけいなおせっかいかもしれませんが,次のような観点でも見させてもらって判断しています。
成功の匂いがするかどうか...
具体的には「人を動かす」力があるかどうか。
/人を動かす
お客さんからお金をもらうのも,雇用して社員に働いてもらうのも,パートナーと一緒に何かを成すのも…すべて,自分以外の誰かに動いてもらわないといけません。
起業そのものが,他人に動かされるだけの自分から…他人を動かす側へ脱却するわけなので,当然と言えば当然ですよね。
別に起業しなくても…営業職でも,役職が上がるだけでも…
ビジネスも,経営も,マーケティングも,マネジメントも…とにかく自給自足以外の多くの“仕事”で必要なことです。
自分で動くのは簡単です。
難しいのは,自分でない誰かに動いてもらうこと。
特に...
「権限=指揮命令権」を与えられている立場で...すなわち他人に動かされている中で、別の他人を動かすのは比較的簡単なのですが…起業するとそれが無くなります。
そうなっても,大丈夫かどうかは十分にチェックしなければなりません。
見誤ると失敗確率がかなり高くなるからです。
/動かす>動く>評論>知識
先に述べた通り…人に動いてもらう、もちろん自発的に動いてもらう(以下、動かすという)ことに比べれば,自分が動くことがどんなに簡単なことかがわかります。
それに,その2つに比べれば…
正解を知ることや,意見を述べることなんか…誰でもできることで…
評論で終わる評論ほど簡単なものはありません。
評論や意見には,誰かを動かそうとする目的のあるものと,無いものがあります。
後者は知識があれば誰だってできる。言いっぱなしでいいのなら簡単,簡単。外野からヤジるのは誰でもできること(笑)。
難しいのは前者,すなわち,誰かに動いてほしい,動かそうとするものです。その場合,言い方に細心の注意を払うとともに…どこでその意見を述べるのか,どのタイミングがベストなのかなど,むちゃくちゃ神経を使います。
コンサルテーションでもそうですよね。政治も経営もそう。
課題を見つけることも,それに対応策を提案することも,むちゃくちゃ簡単なことで…そこまでなら誰だってできます。
簡単,簡単。ほんと誰でもできる。
誰かの意見に自分の意見を被せるのも,論破するのも,人と違った切り口で意見を述べて独自性を出すのも…データを見つけて客観性を持たせるのも…
何の責任も発生しない発言は…簡単,簡単。そこまでは誰だってできる。
でも評論することと,自分が行動することの間には…恐ろしく高い壁があり,その次に控えている“人に動いてもらう”こととの間には…それよりもさらに,もっともーっと高い壁がある。
その壁を常に見ていて,どうすれば超えられるのかを考え続けている人でないと…(その人の未来を想像してみた時に)なかなか成功するところは見えませんよね。
そもそも…そういう人に限って…容易に評論しませんから。
なので…起業する人には,そこを目指そうという提案をさせていただいてたりもしています。
/余談ですが…
先日卒業した西野七瀬さんはじめ,乃木坂46のメンバーに…
7年前,成功する未来が見えたのは…
彼女たちが,自分の言葉を発する時に…
「あ,二つの高い壁を見ているな」
と感じたからです。
彼女たちが言葉を選んだり,黙ったりするのは,すなわち謙虚さとして出てくる雰囲気の根っこには,それがあるからだと思っています。
現に,彼女たちの影響力は半端ありません。ファンの自発的貢献意欲も半端有りません。
彼女たちは,十分結果を出しています。
しかも…
乃木坂46をよく知らない人は…「頑張っている未熟なアイドルを育成する喜び」から応援していると勘違いさることもあるかもしれませんが…
実際は,全然違います。
それだと“リスペクト”なんか産まれません。
ファンも調子に乗って横柄な態度になってくるでしょう。
全然そうではないんですよね。
真逆です。
ファンの方が,自分の未熟さに気付いて成長しないといけないと自覚したり,あるいは成長したくなる。
育てられているのは…自分たちファンの方だと思っている。
だからリスペクトが産まれ,ファンも謙虚になるのです。
/難しい順番
そういうわけで…
改めて難しい順番に並べてみました。
動かす>動く>評論>知識
この順番で物事を考えるようになったら,発言が変わってくるでしょう。
僕自身は,まだまだ彼女たちに勝てる要素が皆無です。
曲がりなりにも…好き勝手やりながら,自分らしい働き方で生きていけている分,相対的には得意な方だという自覚はあるのですが…
乃木坂46のメンバーに比べれば,まだまだ足元にも及ばない。
「向こうは若いアイドルだから」と言い訳を探すのは簡単ですが,そこに何の意味もありません。それこそ評論のための評論で…自分を正当化することこそ…簡単なこと。誰だってできる。
面白くない。
どうせ正当化するのなら…
おっさんの自分が乃木坂46のイベントに行きまくっていることを正当化したいし(笑)。
そんな感じかなと。
なので,人を動かすことが苦手な人は…彼女たちに目を向けることをお勧めします。
芸能人やアイドルに乃木坂46ファンが多いのも頷けますよね。絶対に見て、真似るべきところは真似たほうがいいですからね。
…って,やっぱり最後は乃木坂の話になってしまいました(笑)。
後編につづく