第3日 Watアルン~Watパクナム~Bic-C~ルンピニスタジアム
今朝も息子は9時起床。というか、6時すぎに起きた僕が起こして、二人で朝食に向かった。
朝食時に、今日はどこへ行こうかと話し合った。僕はインスタ映えすると有名になってきた「Watパクナム」へ行こうと思っていた。息子は何度も行っている「Watアルン暁の寺」へ船でまた行きたいと言い、これまたよく行く「ビックC」で買い物もしたいとのこと。
今日はメインの「ONEチャンピオンシップ」の試合があるので、方向や交通手段を考え、コースを上記表題のように決めた。
10時にホテル出発。昨日のマハナコンタワーのあるチョンノンシー駅まで7分歩き、そこから船着き場のあるタクシン橋までBTSに乗るつもりでホテルを出たが、昨日の疲れから、(僕の主義に反するが)タクシンまでタクシーに乗ってしまった。
タクシン橋では30分待たされ、本数の少ないオレンジ旗のローカル船に乗船。旅行者の使うエクスプレス船と異なり、これは直接Watアルンに接岸するからだ。
11:10 Watアルン着。
Watアルンは今までは基本入場無料で仏塔周りのみ有料だったのが、ボートを降りたらすぐに入場料100฿徴収された。その代わりにWatアルン名入りの水のペットボトルをくれた。
やはり仏塔へ登ることはできなくなっていたし、4年前と大きく変わってたのは、トイレが新設されその周りの土産店が木造露店ではなくきちんとしたコンクリブースとなっており、境内中央の大きな露店はなくなって全体的に整然と整備されていた。
もう一つの変化は、今まで中央露店にあった軽装のタイ衣装レンタル店がなくなったのに、多くの中国人観光客が本格的なタイ衣装を身に着けて歩いていること。あれだけの人数分をどこで調達し着付けしてるのかなと思ったが境内の中にはそれらしい店はなかった。
ざっとひとまわりして露店で土産を買ったあと、船に乗らず”徒歩”でWatをあとにした。今までWatアルンは必ずチャオプラヤ川(東側)から船で入退場して来たのだが、はじめて西側にある通りへ抜けてみた。MRTの延伸で南西1kmの位置にイサラハップ駅ができたからだ。
はじめて歩くWatの西側通りには、多くはないが観光客がおり、レンタル衣装の店を数軒見かけた。ツアコンらしき人が中国人に着付けを説明してるのを見て、先程の疑問の答えがわかった。
12:00 駅に到着。ここからWatパクナムは2駅だ。
12:30 バンパイ駅から600m歩くと目的のWatパクナムに着いた。
ここは、BTSやMRTの電車内からよく見かけた超特大の仏像がある場所だった。
このWatはチャオプラヤ川の支流バンコクヤイ川のさらに支流のパーシーチャルン運河とクローンダン(ダン川)に挟まれている。
境内には博物館らしきものもあり、1階2階にはすごく高価なものからごみのようなものまでいろいろ飾られていた。さらに上に上がると、あったあった。インスタ映えするという天井まで彩られた空間だ。
確かにすばらしくきれいではあったが、タイには「Watプラケオ(エメラルド寺院)」やWatポー(涅槃物寺院)近くの「サナムチャイ駅構内の天井」など、他にも美しい場所がいっぱいあるので特別感は感じなかったが、それでもここに来て正解だったという気持ちになれる場所だった。
境内は広く迷いそうになるがひと回りしてみると、クローンダンの向こう側にも大きな仏像を見つけた。橋を探して渡ってみると、こちらはWatクンチャンという別寺院で、お祭りか何かのイベントらしく、住民が何百人も集まっていて司会の話すのを聞いていた。僕らはその合間をすり抜けながら、せっかくなので巨大仏像にお参りしてきた。
13:40 Watクンチャンの入口にバイタクの一団がいたので交渉し最寄りのBTS駅まで20฿×2で送ってもらった。
タラードプル駅から市街地へ向かい、サイアムで乗り換えチトロム駅へ。
そこから歩いて、14:30 懐かしのビックCに着いた。
フードコートで食事をとり、僕は休憩、息子は階下へショッピングに出かけた。息子は来たいと言っただけあり1時間半かけていろいろ買い込んできた。
16:40 ビックCを後にし、チトロムからBTS北路線でワットプラスリマハタット駅へ。
乗り換えなしの一本で行けると思い、ゆったり座席に座っていたら、途中のモーチット駅(以前はここが終点駅だった)で全員降ろされ、次の電車に乗るよう言われた。ここら辺りから郊外なので一本おきになるらしい。じゃあすいてるかと思いきやすごい混みようで、残り9駅は立つことになった。
駅を出てからはタクシーにしようと思ったら、バイタクがたむろしていたのでまた利用した。最初20฿と言ってたのにバイクに乗ったら40฿と言われたが面倒なのでそれで走ってもらった。ところがこれがすごいスピードで、車の間をすり抜ける際も足を内側にギュッと締め付けないとすりそうな勢いだった。帰りはタクシーにしよう。
18時少し前にルンピニ・スタジアムに着いた。
※ルンピニSは、バンコクの二大ムエタイスタジアムの一つで、以前は僕らのホテルの近くのルンピニ公園の横にあったのだが、現在はバンコク郊外に移転した。でも名前はそのまま。
※ルンピニSは火・金・土に試合が行われる。リングサイド席は通常2,000฿(2階席1,500฿/1,000฿)だが、毎週金曜にはシンガポールを本拠地とするアジアの団体「ONEチャンピオンシップ」が行われるためリングサイド席は3,000฿となる。ONEは総合格闘技、ムエタイ、キックボクシングを主とする団体。
横の屋台で軽くおなかを満たし、ショップでONEロゴ入りのTシャツを買い込み、受付へ。
Klookで買っておいたスマホの画面を見せると、受付の人は立ち上がりわざわざ出てきて、僕らを連れて館内へ入り、座席まで案内してくれた。リングサイド席はVIP待遇らしい。
各座席には腕輪型のハンドライトが置いてあり、それを観客は皆つけて応援するようだ。リングサイド席は3列あり僕らは2列目だった。僕らのすぐ前にはアナウンス席があった。
始まるまでにはまだ1時間ほどあったが、入って少ししたら、出演者たちが交互に全員リングに上がり、説明を受けたりリングの状態を確認する様子が見られた。ムエタイ選手の数人はワイクルーをしていた。
※ワイクルーとは、試合の前にリング上で行うダンスのようなお祈りの儀式。ムエタイ選手特有のルーティーン。
今夜はONE管轄の試合が6試合(総合格闘技2、ムエタイ4)と、普段のムエタイ試合が5〜6試合あるようだ。ネットでライブ配信するので、カメラが何台も設置されていた。
はじめて観るリングサイドからの試合はすごい迫力だった。日本人選手が2人出たし、女性同士の戦いも今まで見たことがない速さのパンチの応酬で、血だらけになっていた。勝った方はもちろん敗けた選手にも心から拍手を送った。(※試合を一つ一つレポしたいほどだが、ブログの趣旨が変わってしまうのでやめておく。)
21:50 まだムエタイの試合が4試合ほどあるらしいが、一応ONEの試合は満喫できたし電車がなくなるので帰ることにした。
帰りはバイタクではなくタクシーで最寄り駅へ行き、BTSでホテルまで帰った。
ホテルできちんと夕食を食べようと、息子はホテル前のコンビニで夕食を買い込み、僕は屋台でパッタイを買ったのだが、二人共なんとなく二人分ずつ買ってしまい、すごい量の夕食になってしまった。それでも息子はぺろりと食べてしまった。若いってすごい!
明日は最終日。水上マーケットへ行くつもりだ。<④へつづく>