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 9月3日夕方、急に息子が

「パパ、明々後日(しあさって)からバンコクへ行こっか?」と言う。

 

 仕事でまとまった休みがとれ暇なので、小さい頃から空手を習い現在は総合格闘技にハマっている息子は、かねてから興味のあったバンコクのムエタイ・スタジアムで開催される「ONE チャンピオンシップ」の試合を見に行きたいと言う。10月1日には名古屋で「RIZIN」の試合を見に行く予定もあるそうだ。

 

 息子のその一言に、あま親を誇る?僕は二つ返事でオッケーをした。実はタイは長いのに、一度もムエタイの試合は観に行ったことがない。

 奥さんにも声を掛けるが病院の仕事が忙しく急な休みは取れないので二人で行ってこいとのこと。

 せっかく4年ぶりに行くならということで、6日出発し、8日の試合を挟んで、9日の深夜便で翌朝戻る日程で計画することにした。

 

 すぐに往復航空券を探し、深夜までかかって関空発のエアアジア便を押さえた。¥38,660/人でとれた。

 ※日にちを選べば、さらに安く片道1万円ちょいでとれるし、プロモーションでさらにお得な情報もあるが、今回は日にちが固定されているのでこれにした。それでもJALの3分の1ほどだ。

 ※セントレア発のエアアジア便は就航後1年半もたたないうちにコロナ騒動が始まり、その短い運航は終わってしまった。関空発の格安航空タイ便は、現在は他にピーチエアとチェンマイ行のベトジェットエアが出ている。

 

 翌日、今度はメインのONEの試合が行われるルンピニースタジアムのチケット予約をした。予約サイトの”Klook”で取ったが、通常2,000バーツ/人リングサイド席が、ONEの試合は3,000バーツ(¥11,746)したが、無事確保した。

 

 次はホテル。僕のこだわりは、バンコクのシティホテルは必ず”超広い部屋”であること。

 ※5つ星だとしても、ロビーはすごく広いのだが部屋は20~25㎡と狭いところがほとんどなのだ。

 「PPツアーズ」はバンコク市内のサービスアパートメントや広い部屋が選択しやすいのでよく利用してきたホテルの予約サイト。じっくり探して、出発2日前の18時にホテルを取った。24h以内に連絡が来るとのことだったが、渡航日が迫っており気になったので、翌日(つまり渡航日前日)昼に電話をしたら何度かけてもつながらない。15時にやっと電話が来て、なんと満室で取れないと言われた。狭い部屋ならあるとのことだったが断り「agoda」で探すことにした。

 agodaはPPと違い、予約の時点で空室かどうかがわかり、予約と同時に確定するので前日でもとることができるのだが、広い部屋があるかどうかを探すのが面倒。それに加えて、過去に2度トラブルがあった際に保証されなかった経験もあり、あまり使いたくはなかったが、やはりどこよりも便利ではある。

 ※僕は、「以前利用したホテルと同じとこには絶対泊まらない」というこだわりがある。旅を印象付けるのはホテルとその位置が大きく関係する。〝その旅を特別でより印象深くする”ためには、同じホテルじゃないほうがいい。

 今回はBTSスカイトレインとMRT地下鉄を足として使うために、シーロムのあたりでいいホテルがないか、まずグーグルマップで片っ端からリストアップし、一つ一つそのホテルにアクセスしながら部屋の大きさを確認していった。

 多くは広い部屋がなく、あっても満室だったり超高かったりで、やっと一つ見つけたのが4つ星の「シーロム・セリーンH。ここはパッポンが目の前にあり、BTSサラデーン駅へ徒歩6分、MRTシーロム駅へは10分という好立地で、部屋は60㎡のワンベッドルームがあと1室空いていた。それで朝食付1万円ちょい(もちろん二人分でこの価格)と値打ちだ。すぐに予約を入れた。

 

 あとやることは、関空のパーキングの予約

 セントレアのように民間駐車場へ直接乗り入れて空港へ送迎してもらう形ではなく、関空は空港内で民間駐車場業者に車を預ける形式である。調べると4泊5日以上は5,000円でいいらしく、すぐに予約完了。

 

 旅行保険については、僕はKKR(国家公務員共済)のゴールドカードを所持しており、息子の家族カードも作ってあるので、飛行機の支払いにカードを使用すれば二人とも補償される(ケガ、病気、賠償責任、携行品被害、救援、遅延など)ので改めて契約する必要はない。

 ただ、関空まで使用する息子の車を僕が運転できるように、コンビニで1日任意保険800円×2(行きと帰りの分)に入っておいた。

 

 前日までに以上のことをこなし、具体的にどんな旅にするかは「ONE」を観に行くことしか決まっていないという、今までにない形の急な海外旅行がこうして始まったのですが、内容はいつもにもまして、たいへん濃いものとなったのでした。

 では、20歳の息子との二人旅のはじまりはじまり・・・。