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 前回、33か所のキャンプ場紹介をしたあと、7月末、付知峡アオミキャンプ場を利用してきた。

 

 付知峡には付知川が流れており、この川沿いにはたくさんのキャンプ場がある。

 どのキャンプ場も川が大きな魅力となっているが、川遊びするのに最高なのは、付知川がY字状に交わる「宮島キャンプ場」だろう。しかしここは、名前はキャンプ場だが実態はバンガロー村で、テントサイトは不便なところに超狭いサイトが数か所のみ。バンガローはというと、一部の外人さん集団が大音量の音楽を流すので、川のせせらぎと蝉の声を最高の音楽と思っている僕には耐えられない。

 「アオミキャンプ場」は、宮島に隣接していて、バンガローもオートキャンプもあるが、川沿いはすべてテント用のサイト(車の乗り入れ不可)となっている。サイト内には大きな松が何本か植えられていて木陰ができ、そこから眺める川や対岸の森の風景は最高だ。

 ここは集団で泊まるロッジがあり、今回利用した際も2つのグループがキャンプファイヤーをやっていた(隣同士で別々に…)が、この川沿いサイトでは川の流れの音のが大きくてほとんど気にならなかった。

 

 森林キャンプがおもしろいのは、まず与えられたサイト内の木の位置や川の方向、そして隣のサイトとの隔壁を考えながら、テントやタープをどういう位置関係や向きで張るのか考えるところ。このサイトデザインにより、キャンプの良しあしが決まるといってもいいくらい。

 今回は隣のサイトが空いていたので、あまり悩まずに設営した。

 

 快適なキャンプには、便利なグッズも準備したい

 

 まずテントは靴を置く場所に屋根があること。そしてテント内は立ち上がっても頭がつかないくらいの高さもほしい(閉塞感が和らぐ)。テントの下にはクッション性のあるシートも必須。(※前回のブログ参照)

 

 タープの多くは、横の囲いがないものがほとんどだが、森林キャンプは夜の虫対策として必ずメッシュなどのサイド幕が取り付けられるものが必要だ。大きさは3m四方はほしい(2.5m四方は狭い)(※前回のブログ参照)

 

 そして、バーベキュー。肉を焼く人が別の場所で調理するのは、キャンプの“和”を半減する。バーベキューは“輪”の中央でやりたい。そのためにはバーベキューコンロと共に、その周りに囲炉裏型のテーブルがあると重宝する。

 

 他には広いテーブルもあると便利だし、水タンクもサイト内に設置する。

 

 僕は4度ほど台風や暴風雨をテント泊中に経験した。第二世代のタープはそのときボキボキにこわれたし、今使ってる第四世代のタープも折れたところを修理して使ってるが、昨年こんな優れものを楽天で見つけた。この斜交い(はすかい)でタープはかなり頑丈になった。

 

 イスはもちろん折り畳み式を持っていくわけだが、お尻がめり込み後ろに傾くタイプのリラックスチェアは食事の際は使いにくい。お尻の部分の布がぴんと張ったタイプでないとだめ。僕は2種類とも持っていくが。

 

 明るいライトもいる。バーベキューは明るくないとおいしそうに見えないからだ。電源付サイトならトーチライトを2つ持参する。電源なしのときは、単1×4個使用のランタンを3つ持参。

 

 最後に、このアオミを利用後のマニアックな感想メモを以下に

 

 ここや宮島は日帰り利用もできる。その場合、駐車料金¥500と人数分の入場料がかかる。一泊利用ならサイト代以外には駐車料金¥1,000だけでよい。

 

 風呂は、敷地内にシャワールームがあるが、国道に出たところの「おんぽいの湯」¥800が、¥100割引きで利用可。でも、15㎞余南下すると「ほっとサロン」という公共の銭湯が¥440で利用できる(ただしここはシャンプー類は置いていないので要持参)

 

 トイレはウォシュレットは一つもない。隣の宮島にもない。僕のようにウォシュレット大好き人間は、銭湯やコンビニまで行くか、もっと近いとこでいうと、アオミから2.7㎞地点の「不動滝」駐車場の公衆トイレと、国道へ向かう道沿い2.9㎞地点の公衆トイレの2か所にある。

 ついでに言うと、キャンプのトイレはアースジェットを持参し、虫を撃退してから使用した方がよい。

 

 買い出しは、前日に地元でなんてのは今や昔だ。行く途中に付知手前の「ゲンキー」をはじめ「スマイル」や「さのや」など、格安店で仕入れる。

 昔はアイスボックスに氷を入れていったが、2Lペットボトルのお茶を2本氷らせていくと一石二鳥で便利。

 

 キャンプ場内には、アユつかみアユ釣りのできる池もあるので子供と楽しむのも一興。また、付知川には小さな魚がたくさんいるのでそこでの釣りもいい。うちの息子は手作りの釣竿で釣った(もちろん食べました)

 

 少し歩くとブルーベリーの「上田屋農園」がある。要予約。

 

 ハイキングに行きたいなら「不動滝」がおすすめ。不動滝に着くとコースの載ってる看板があるのでチェック。また、付知峡の他のキャンプ場に向けて歩くのも楽しいかも。

 

 そうそう、ここは五平餅が有名なので、行きか帰りに「やまびこ」など国道沿いの店によるといいよ。