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  以前、ユーザー車検について書いた。

 

 この時は息子の“普通車”だったが、今回は、奥さんの“軽自動車”の車検時期が来たので、もちろんユーザー車検で行った。

 書類書きや、電球切れで車検場の前の店で交換した時間も含めて、かかった時間はたった55分。あっという間に終わった。

 以下、普通車との違いなどまじえながら詳細をレポートする。

 

 今回かかった費用は以下。

 ①軽自動車税・・・これは車検時に払うのではなく、市税としてあらかじめ払っている納税済証を準備。7,200円(※1年分)

 ②重量税・・・5,000円

 ③自賠責・・・17,540円

 ④検査手数料・・・2,200円

 

 “2年間分”として考えたとき、普通車は諸費用が116,110円かかるのだが、軽は39,140円、つまり3分の1ほどだ。軽は、なんといっても自動車税が5分の1以下ってのが大きい。

 

 2年前の車検は、僕がサウジ派遣だったため、奥さんは面倒がって近所の車検屋さんに頼んだのだが、上記費用にプラス、以下の費用がかかった。

 ●部品代・・・エアクリーナー、ブレーキパッド前輪、ワイパーゴム交換で18,150円

 ●工賃・・・29,700円

 

 ここは比較的良心的な価格設定だったが、車は調子が悪くなったらその都度直せばいいと思ってる僕には、無駄な費用ではある。エアクリーナーやワイパーゴムなどは、僕でも交換できるし。

 

 軽自動車の車検場は、普通車&大型車の車検場とは異なり、隣り合ってはいるが別敷地内に独立して軽専用の車検場がある。4年前に初めて行ったのだが、対応がとても丁寧で、係の人もやさしくて驚いた覚えがある。

 

 さて今回は、軽の車検としては2回目。予約で第1ラウンドをとっておいた。

 あらかじめやっておいたことは、オイルとウィンドウォッシャー液、ラジエーター水やブレーキオイルの量の確認・補充。そして常設してあるルーフキャリヤを取り外しておいた。タイヤの溝と空気圧チェックもした。ホイールキャップの取り外しはアルミなので今回必要なし。持参する書類もチェック。以前はハンコが必要だったが今回はいらなかった。

 

1. 着いてすぐに車検場前にある店で自賠責の支払いをして証書を確保。(※後で知ったが車検場内で納められるようだった)

2. 5番窓口でまず書類一式をもらう。無料。

3. 検査申請書や検査票、重量税納付書などを記入例に従って書く。その際、走行距離が必要なので、オドメーターの値を見ておく。

4. 9番窓口で重量税印紙を購入し納付書に貼り、3番窓口で手数料を支払い、書類を5番窓口へ。点検整備記録簿は書かなくても、口頭で言ったら「前検査」の印を押してくれOK。これで受付終了。

5. 次に検査コースへ移動。まずはコースの全体を見学することを奨励されている。そのための見学スペースがつくってあり、そこにはそれぞれの検査の詳細や注意点も掲示してありたいへんわかりやすい。これが普通車の車検場と大きく異なる点だ。

 普通車等の車検場にはそういうシステムやスペースはなく、初めて行った者には戸惑う点が多く、ユーザー車検がメジャーにならない大きな理由の一つである。もっとも昔に比べたら、今は非常にわかりやすく親切になってはいるが。

 

6. 見学後、検査コースに車を乗り入れる。まずは係員が車体番号やオドメーターの確認をし、各種指示ランプやホーン、ワイパーを言われた順に操作。

 そのあと、排ガスチェック。自分でプローブをマフラーに挿入。

 検査票を機械に差し込み、〇が打ち込まれる。

 

 そのまま検査板の上をゆっくり進むと、自動的にサイドスリップチェック

 

 次に、前輪タイヤを固定板の上に乗せ、スピードメータ―とブレーキのチェック

 そのままの位置で今度は、機械が車の前に出てきてヘッドライトチェック

 以前も書いたが、これがけっこう引っかかる項目で、今回、見学してるときに1台と僕の前の車がこれで引っかかっていた。ライトの高さ調整ができるなら0の位置にしておくこと。

 

 最後は、下廻りのチェック

 穴があいてるところに進むと、普通車車検場と違い昇降装置になっており、僕を乗せたまま車がリフトアップ。下廻りというよりタイヤチェックなどが行われた。ここでは、検査員が車を下から見上げるので、通常見えないナンバープレート灯の左側が切れているのを見つけられた。係の人に「たたいたりすればつくかもしれないよ」と言われやってみたがつかなくて、この項目だけが不合格になった。

 直したらまた来てと言われ、そのときはコースに並ばずにコース外に車を止めて検査員を呼べばいいよと教えてくれた。

 

 軽の車検場の真ん前には、ライトチェックと簡単な調整用の工場があり、そこですぐに交換してもらった。なんと作業代はとらずに100円だった。良心的でありがたい。

 

 コース手前に駐車すると、すぐに検査員が来てくれ、確認し合格。

 

7. 書類一式を持って5番窓口で提出。ほどなく新しい車検ステッカーをくれて、すべて終了となった。

 

 ここまでで55分しかかかっておらず、書類書きや再検査がなければ30分ほどで終わるだろうな。以上、レポートでした。