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 サウジは、今、観光国として大きく変わろうと努力をしている。

 現在、「リヤド・シーズン」と銘打って、サウジの首都リヤドにおいて、イベントやアクティビティを多数開催している。その数100以上だ。

 これにより、閉鎖されてきた中東のエンターテインメントの中心地として、サウジを内側から変えようとしているようだ。

 日本からも、ゲームやアニメ、音楽関連はもちろん、ヒーローショーや忍者ショーも呼ばれているし、韓国のBTSのコンサートもあったほど。

 

 今回、その一環で行われた「シルク・ドゥ・ソレイユ」の公演に行ったレポート。

 ちなみにシルクというのは仏語でサーカスを意味し、サーカスにストーリー性を持たせて演出したのがシルクドソレイユだ。今や世界各地で活躍しているし、日本人メンバーもいる。

 ここリヤドで、10月中旬から12月上旬まで、街の北東にあるプリンセス・ヌーラ・ビント・アブドラハマーン女子大学につくられた特設会場で、シルクドソレイユのショーが開催され、僕は閉幕3日前に行ってきた。

 

 行われた演目は「OVO (オーヴォ)」ショー。※オーヴォとはポルトガル語で卵のこと。

 【OVO】の舞台となるのは草木の下の世界に生きる昆虫たちの世界。ふらりと現れた見慣れない虫=フォリナーが大きな卵を大事そうに背負ってコミュニティーにやってきたところからこの物語は始まる。

  2018年以来、シルクドソレイユはサウジアラビアで7つの演目を上演しているとのこと。 

 シルクドソレイユお得意の中国雑技さながらのジャグリングをはじめ、身体全体を優雅にそして妖艶に使った演技で、言葉がわからなくともあっという間の2時間半だった(※30分のインターバルあり)

 

 聞くところによると、サウジ文化省はシルクドソレイユがサウジで初めてのパフォーマンスをした年に設立され、現在、シルクドソレイユの協力を得て、今後アーティストパフォーマーを自国から輩出することを目指しているらしい。サウジも変わるなあ。

 

 ※参考までに、チケットは200SR/100SR/50SRで、舞台近くの白いソファ席が200で一般席が100と50に分かれている。友人が行ったとき、ガラガラで、50の人たちに100の席に行っていいよと言われたそうで、僕らもそれを期待して行ったが、閉幕3日前ということでそこそこ混んでいて、その声掛けはなかった。

 

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