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 みなさん、YOU TUBEって見ます?

 僕は、日本ではほとんど見なかったのですが、サウジに来てから見るようになりました。ただし見るのは、“音楽”“お笑い”がほとんどです。

 

 そしてその融合したジャンルが、音ネタコントです。

 今回は、そんな僕のオタク体質をくすぐる話題です。

 どぶろっくテツandトモも嫌いじゃないけど、彼らのように同じメロディでの替え歌バージョン系はあまりはまらなくて、どっちかというとリズムネタ歌自体の良さを売りにしているものが僕の好み。

 例えば、リズムネタで言うと、「ラッスンゴレライ」で有名な8.6秒バズーカとか「本能寺の変」で有名になったエグスプロージョンが大好きだったし、オリエンタルラジオも実力あったな。

 

 歌自体の良さで好きなものは、はなわクマムシ。彼らの歌は笑えて、でも感動的だった。

 

 そして現在、YOU TUBEではまっているのが、リズムネタメンバー歌の良さではアイロンヘッドラニーノーズだ。

 まずちょっと聞いてみて。

 

 

 

 けっこうはまるでしょ。今はYOU TUBEの存在で、それをうまく生かす売り方ができるグループが生き残る時代になってきてるんだと思う。改めて見ると、音楽的な能力の高いお笑い芸人がたくさんいて驚き。

 特に、アイロンヘッドの辻井さんや、ラニーノーズの洲崎さんと山田さんのメロディづくり、演奏はプロ並みだ。ラニーノーズは、あと二人のメンバーを含めて“ラニーノイズ”っていう音楽バンドも組んでいて驚き。

 

 また、YOU TUBEではジャルジャルのコントもよく見てました。

 ジャルジャルは、『爆笑レッドシアター』でファンになったコンビ。爆レのメンバーは、全員コントがうまかったのに、なくなってしまい、当時とても残念だった記憶があります。

<※僕が好きだったコント番組は、「はっぱ隊」を生み出した『笑う犬の冒険』(20年前。出演;ウッチャンナンチャン、ネプチューン他)、『爆笑レッドシアター』(12年前。出演;ウッチャン、しずる、ジャルジャル、はんにゃ、フルーツポンチ、ロッチ、我が家、狩野英孝、柳原可奈子)でした。>

 それが懐かしくて、ジャルジャルの動画を見始めました。なんと、4年前から一日一ネタ投稿してるとのことで、彼らの熱意と才能を改めて感じました。

 ZOOMを利用してのコントなど、世相を反映したネタも多く、笑いながら感心していたのですが、約3年前にアップされたネタの一つに、「ウルフルズに影響されてる奴」というのがあります。

 ウルフルズのトータス松本にあこがれてる青年(本人はなぜかそれを認めない)が、「ウルトラズ」トースター松林と名乗ってオーディションを受けに来たという、これだけでは特に何でもないネタなんですが、これがどんどんすごいことに。予想もできない展開をしていくのです。

 

 まずはその3年前のアップ動画をどうぞ。

 別にこれは、普通のコント。僕も見て、すぐ忘れてました。

 

 そして、その一年後(約二年前)、コロナが全世界に広がった5月、次の動画がアップされました。

 あれ、これって前に見たやつじゃんと思い、でも、リモートに変わっての同じネタかな、くらいのつもりで見てみると・・・。

 

 前のネタに、今度はメンバーまで引き連れてました。つまり前の続きネタになってて、後輩芸人をコントに引き込んで、ウルフルズのサンコン・ジュニアがホンコン・チュニジアに、ジョン・B・チョッパーがジッパー・ジャンパーと名を変え、グループ「ウルトラズ」が出来上がっていました。そしてその一人が、なんと先ほど紹介したアイロンヘッドの人だったのです。動画の中でもオリジナル曲を歌ってて、僕はこの辻井さんにはまってしまいました。

 

 この広がりをみせたコント、さらにおもしろい展開に発展していくのです。

 翌週の配信で、今度はウルフルズのトータス松本本人が、本人として出演。コントの中に「本物」が入ってきたわけです(もちろんジャルジャルらはコントの中の役になり切ってコントは進んでいきます)

 この後も、トータス松本さんは、大阪人の乗りで、このコントに時々出ることになります。そして、ずっとウルフルズを知らないと言ってたトースター松林も、ウルフルズが大好きなことをやっとカミングアウトするのです。

 

 さらに半年後、ウルフルズとウルトラズがいっしょにスタジオでレコーディングなんて形にも発展。見ている僕は、もはやコントではなく危なっかしいドラマを見ているような気持ちでワクワクしました。プロ歌手トータスさんに失礼がないかと、ドキドキもしつつ、ここまでコントに付き合ってくれてるのもすごいなあと思い見てました。

 そしてその帰りには、ジョン・B・チョッパーさんをジッパー・ジャンパーと間違えて連れ帰るという、プロミュージシャンをそこまでコントに巻き込むかという展開にまで。

 

 そしてこの壮大なコント「ウルフルズに影響されてる奴」は、第二章へと突入していくのです。そしてさらに驚くべき展開に。(続く