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 飛行機での旅行は、なんせ待ち時間が長い。2時間前には空港に着かなきゃいけないし、格安航空だと3時間前に来いってときもある。乗継便だとさらに待ち時間が多くなる。

 

 そんな状況のなかで生まれた、時間を持て余した子どもたちをあやすためのこの遊び。

 「あやす」ってのは「なだめすかす」ことではあるが、僕の場合は子どものテンションをMAXにさせてしまい、周りには「あやしている」というより「ふざけている」だけとよくお叱りを受ける。

 学校でも、1年生や2年生には大うけである。やってほしい子が列を成す。補欠に入ったクラスで給食後にこれをやると、隣のクラスの先生からお小言を食らうこともある。

 

 子どもって、少しぞんざいに扱ってやると嬉しがる。うちの子を「高い高い」をしたときに、やりすぎて2mほど上空に放り投げたら、さすがに奥さんに怒られてしまったこともある。

 

 これは、そんな僕から生まれた遊び。今ではあまりやる機会がなくなったため、後世のために?ここに記しておこう。

 公園の小型自動遊具。そう100円入れると前後左右に揺れて動くやつ。

あの「バイク」版である。

①まず、大人は椅子に座り、子どもを大人の膝の上に向こう側を向かせてまたがらせる(上の絵とは逆)。大人は子どもの後ろから手を伸ばし、両手の親指を子どもに握らせる。バイクのハンドルのようにだ。

②次に右手だけ離させて、右手で100円を入れるための輪っかをつくり、「お金を入れてください」と声をかける。

③入れたら、右手も親指を握らせて、エンジンをかけるのである。「ブォン、ブォン」と子どもの耳元で“低音”でうなりながら、右親指をスロットルのように回し、同時にそれに合わせて膝を上下する。もう、ここで子どもは大喜びである。

「ブォン、ブォン」とうなりながら数秒後、今度は「右に曲がりま~す」と声をかけ、右に思いっきり倒してやる。と思いきや、今度は「左に曲がりま~す」と思いっきり左へ。この時、気を付けなければならないのは、倒す瞬間しっかりと子どもを支えておくことと、机の角に頭をぶつけないように注意すること。待っている子どもたちが左右にいないようにしておくこともチェックだ。

⑤次は「でこぼこ道~~!」と言って、足と手を使って、上下に思いっきり振ってやる。乱暴であればあるほど子どもは喜ぶ。

⑥その後、「急ブレーキ!」と言いながら、両足をパッと開いて、子どもを地面に落としてやる。ただし、やりすぎるとお尻が砕けるのでもちろん加減を。

 

 時間にして一人20秒もあれば十分。僕は20人くらいで、足がパンパンになった。はじめて入るクラスでも一気に人気者だ。最初、遠巻きにして近寄って来ないシャイな女の子も、いつの間にか列に並んでいるはずだ。

 

 これは、他にもいっぱいアレンジがきく。それはまた今度。(→続きはこちら