「河原成美/果しなき流れの果に」は、およそ一年間の取材期間を終えて、いよいよ、執筆に入りました。もちろん、追加取材はまだ多少残っているし、これからも、折に触れて河原さんとは打ち合わせを続けていくが。でも、とりあえず、31年目のルーキーイヤーは終わりました。あまりにいろいろありすぎて、どこをどうまとめていけば良いか、いまはかなり暗中模索ですが、でも、良い作品になる、いや、しなければいけないと、期待とプレッシャー、半々ずつを抱えています。
現在は編集者と打ち合わせしつつ、全体の構成を作っています。12、1月はかなりタイトなスケジュールになりそうで不安もありますが、成せばなる、の精神で突き進みます。
「いまから3年の間に、世界に向けて一気に一風堂の名前をひろげていければ、10年先までの成長は見る事が出来る。そこから先はわからない。商売なんてものはそういうもの。だからこそいまから3年がすごく重要。このチャンスに、日本のなかでの一風堂の信頼が薄れていくような事が起きてしまう事もあり得る。でも、そんな危うさを抱えている所が、まさにそれこそが人生だよね」
ロンドンで、河原さんから言われたそんな言葉を思い出しました。
執筆で行き詰ってしまった時は、全国どこかしらの一風堂にお邪魔して気分転換しようと思っていますので、その時は店主のみなさん、よろしくお願いします。