チャイルド・キッチン | 果しなき流れの果に

果しなき流れの果に

文筆業を生業とする1970年生まれ。好き勝手ばかりしてきた20。人生について考え始めた30代。ここから先、40代は「誰かのために」をキーワードに書き続けます。弱い自分をさらけ出せる事を目標に進化前進。仕事の依頼も随時受け付けます。

2月17日――。

福岡市内にある弥生小学校にて厨房者研修(チャイルド・キッチン)

伝えたい事は何ですか?

$~果しなき流れの果に~ 『博多 一風堂』 店主、河原成美・取材記

「ぼくたちはラーメンを通して、『ありがとう』と『笑顔』を伝えていくのが仕事なんだ」
「仕事を通して感じた事、笑顔、喜び、元気、勇気、一生懸命さ」
$~果しなき流れの果に~ 『博多 一風堂』 店主、河原成美・取材記

「そんなものを伝えられる人間力を身に付けた集団でありたい」と、河原成美は言った。

子供たちに食文化の素晴らしさを伝えるため、8年前から続けてきたというこの活動も、今回で61回目。
~果しなき流れの果に~ 『博多 一風堂』 店主、河原成美・取材記

~果しなき流れの果に~ 『博多 一風堂』 店主、河原成美・取材記


これまでおよそ5000人の子供たちが参加してきたそうだ。
~果しなき流れの果に~ 『博多 一風堂』 店主、河原成美・取材記

今回参加したのは6年生。
卒業前、親子揃って思い出作り。ラーメン、そしてギョーザを粉から作り上げた。
初めての挑戦に悪戦苦闘は当然。麺は太かったり短かったり。
$~果しなき流れの果に~ 『博多 一風堂』 店主、河原成美・取材記

ギョーザの皮も、大きさ形はバラバラ。傍目は決して美しいとはいえない。
しかし、どれもみなオリジナル。
~果しなき流れの果に~ 『博多 一風堂』 店主、河原成美・取材記


丹精込めてこしられた、最高の料理。
~果しなき流れの果に~ 『博多 一風堂』 店主、河原成美・取材記


「おいしー!」

「デリシャス!な味です」

笑顔、笑い。
冷気のこもった体育館は、いつの間にか暖かくなっていた。
~果しなき流れの果に~ 『博多 一風堂』 店主、河原成美・取材記


それは、コンロの炎にかけられたスープ鍋のせいだけではない。
心まで温める料理、そして、笑顔がそうさせていたに違いない。
~果しなき流れの果に~ 『博多 一風堂』 店主、河原成美・取材記

「一風堂のみなさん、今日はぼくたちのために、美味しいラーメンとギョーザの作り方を教えてくださり、ありがとうございました」

最後に、子供たちから歌のプレゼント。 いきものがかり『YELL』


僕らはなぜ
答えを焦って
宛ての無い暗がりに
自己(じぶん)を
探すのだろう
誰かをただ想う涙も
真っ直ぐな笑顔も
ここに在るのに
~果しなき流れの果に~ 『博多 一風堂』 店主、河原成美・取材記


~果しなき流れの果に~ 『博多 一風堂』 店主、河原成美・取材記

サヨナラを
誰かに告げるたびに
僕らまた変われる
強くなれるかな

永遠など無いと
気づいたときから
笑い合ったあの日も
唄い合ったあの日も
強く
深く
胸に刻まれていく
~果しなき流れの果に~ 『博多 一風堂』 店主、河原成美・取材記


~果しなき流れの果に~ 『博多 一風堂』 店主、河原成美・取材記


サヨナラは
悲しい言葉じゃない
それぞれの夢へと
僕らを繋ぐ
YELL
~果しなき流れの果に~ 『博多 一風堂』 店主、河原成美・取材記


~果しなき流れの果に~ 『博多 一風堂』 店主、河原成美・取材記


いつかまためぐり逢う
そのときまで
忘れはしない
誇りよ
友よ
空へ
~果しなき流れの果に~ 『博多 一風堂』 店主、河原成美・取材記


~果しなき流れの果に~ 『博多 一風堂』 店主、河原成美・取材記


僕らが分かち合う
言葉がある
こころからこころへ
声を繋ぐYELL(抜粋)



伝えたい事は何ですか?

音程の少し外れた合唱。
 
音域も狭ければ、音量も足りない。
 
でも……。

上手い下手なんて関係ない。

大切なのは……。
~果しなき流れの果に~ 『博多 一風堂』 店主、河原成美・取材記


本気で「伝えたい」
と願う心。

本気で「伝えたい」
と願う感謝。

伝えたい事はなんですか?

伝えてもらった事はなんですか?

子供たちから伝えてもらった事は……。

~果しなき流れの果に~ 『博多 一風堂』 店主、河原成美・取材記


~果しなき流れの果に~ 『博多 一風堂』 店主、河原成美・取材記


FIN