「ニホン」か「ニッポン」か?[No.3736] | 近江の物語を君に捧ぐ

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近江を舞台に、近江に生きる人を主人公にした小説をひたすら書き続けている近江人、木村泰崇のブログ。

少し前の朝日新聞の

コラム「多事奏論」の

編集委員、高橋純子さんの記事は

面白かった。


まずは

近頃の若者が

「思想強め?」と

発したことに対し、

「……♪坊や、

いったい何を教わってきたの?」

のあの山口百恵の歌の歌詞を

出してきた。[拍手]


そして、

メインとして

取り上げたのが、

私たちの国「日本」は

「ニホン」なのか?

「ニッポン」なのか?





確かに

「ニッポン」と発する時というのは、

バレーボールでも

サッカーでも

国際大会において、

私たち日本人が

日本代表を応援する時など、

私たちの国の代表が

外国チームに

[勝ってほしい❗]と

強く願う時である。


私は

戦前、戦中のことを知らないが、

太平洋戦争に向かう時代や

太平洋戦争中も

とにかく

勝つ必要があり、

「ニホン」よりも

力強い発音の

「ニッポン」という言い方の方が

強かったのかもしれない。




気になって

スマホで

いろいろ

チェックしてみると、

昭和9年(1934年)の

文部省臨時国語調査会では

「ニッポン」を決議したそうだが、

政府では採択されず、

その後も

正式決定のないままに

今日に至っているとかで、

基本的に

どちらでも

かまわないという

実に実に

日本的な

日本らしい

日本人らしい

[ファジー]なところに

落ち着いているようだ。



大昔の「ヤマト」、「ヒノモト」が

奈良時代には「ニホム」となり

室町時代には

東国では「ニッポン」、

西国では「ニホン」と

言われることが

多くなった………との

記述もあった。


けれども、

江戸では[ニホンバシ]、

大阪では[ニッポンバシ]で、

えっ?

東国と西国の言い方とは

逆である。[はて?]



ちなみに、

あの毎日目にしている

お札は

[NIPPON]と印刷されてあり、

「ニッポン」だよな………(笑)