1年ぶりに「朝日歌壇」に載った❗[No.3694] | 近江の物語を君に捧ぐ

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近江を舞台に、近江に生きる人を主人公にした小説をひたすら書き続けている近江人、木村泰崇のブログ。

昨日の朝日新聞の

「朝日歌壇」に

私の拙き短歌が

約1年ぶりに掲載された。


この1年、

別に

「朝日歌壇」に

短歌を送っていなかったわけではない。

けっこう出した。

にもかかわらず

まったく

載らなかった。(笑)


毎週毎週

2千首から3千首の

短歌が寄せられる

あの石川啄木時代からの

「朝日歌壇」の

ハードルは高い❗って

この1年、つくづく思い知らされた。(笑)










「自転車屋本屋仕出し屋文房具屋

 閉じた店見て歩くふるさと」



技巧はまるでない。

中学生たちに

[表現技法]を使おうって

言いまくっている私の

短歌には

テクニックはゼロである。(笑)




しかし、

私の町がまだ人口1万人を超えていた頃、

私が小学生だった頃、

高度経済成長、

建設ラッシュの頃、

私の町には

旅館も4つあって、

いろんな建設現場で

働く人たちが宿泊していた。

まだ田舎にはアパートなんかない時代なので、

大きな家には

九州や四国なんかから

やって来た人たちの家族が

一間、二間に窮屈に住み暮らしていた。

[だから小学校時代は転校生も

けっこういた]


ホルモン焼き屋もあった。

スナックもあった。

肉屋も2軒あった。

魚屋も2軒あった。

八百屋は3軒あった。

文房具屋は2軒あった。

下駄屋も服地屋もおもちゃ屋もあった

…………。



今、

本当に

店という店は

ことごとく

姿を消した。



…………………



今朝の

朝日新聞の「天声人語」には

この前の

[消滅都市]の発表の

データの取り方が

20代、30代の女性に

ターゲットを絞っていることへの

批判が綴られていた。






なるほどである。