昭和38年(1963年)と彦根[No.3660] | 近江の物語を君に捧ぐ

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近江を舞台に、近江に生きる人を主人公にした小説をひたすら書き続けている近江人、木村泰崇のブログ。

先日の雨の日曜日、

彦根銀座街の「グリルフレーバー」で

昼食を終えた私と妻は、

同じく彦根銀座街にある

平和堂本店

(今や西日本各地にある平和堂の

出発点、原点)

に久しぶりに入ってみた。






この今やもう
古びた
さびしげなビルが
平和堂本店、
平和堂1号店である。
(今、1階のフロアのみの営業)

この1階では、
滋賀県内ではじめてできた
エスカレーターを
止まった状態で
見ることができる。





幼い頃の私は
このエスカレーターを
幾度も
幾度も
うれしくて
乗ったものである。


このエスカレーターの前に置かれた
ポップを読みながら、
そうか、
この平和堂本店、
この彦根銀座街の
ジュニアデパート平和堂は、
昭和38年(1963年)に
オーブンしたんだ❗❗
と、再認識。


そして、
えっ❗❗
ってことは、
今ランチを食べてきた
「グリルフレーバー」さんの創業と
同じ年じゃないか❗❗
と、その偶然に驚いていた。

それで、
スマホを駆使して
いろいろと
調べてみた。


昭和38年(1963年)、
東京オリンピックの前の年である。

私は
保育園に通っていた。(笑)

この同じ昭和38年に、
今や飛ぶ鳥を落とす勢いの
[近江ちゃんぽん]も
彦根銀座の裏通りにあった
「麺類をかべ」さんから
売り出されている。

さらに
私が実印を作った
彦根の判子屋さんの
[ヒコハン]さんも
創業は昭和38年だ。


さらに
さらに
テレビでは
彦根藩の井伊直弼を
主人公にした
NHKの第1回の大河ドラマ
「花の生涯」(原作は舟橋聖一)が
昭和38年に放送された。

また、
映画では
吉永小百合がヒロインとなり
彦根を舞台に撮影された
「青い山脈」が
昭和38年に公開されている。


……………調べれば
もっと
もっと
彦根と昭和38年のかかわりは
出てくるのかもしれない。


すごい、
彦根の昭和38年(1963年)は
恐るべし❗❗
である。






昭和38年、
ボブ・ディランが「風に吹かれて」を
発表した年。

坂本九の「見上げてごらん夜の星を」も
西田佐知子「アカシアの雨がやむとき」も
ザ・ピーナッツ「恋のバカンス」も
昭和38年。

手塚治虫の「鉄腕アトム」が
テレビで放送をスタートさせたのも
昭和38年である。


彦根がまさに[華]の時……………