石垣りん「花嫁」[No.3590] | 近江の物語を君に捧ぐ

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近江を舞台に、近江に生きる人を主人公にした小説をひたすら書き続けている近江人、木村泰崇のブログ。

先日、

この拙ブログが

レギュラーで紹介している

朝日新聞の

鷲田清一「折々のことば」に

素敵な随筆が

紹介されていた。





いわゆる
銭湯、
街のお風呂屋さんで、
見知らぬ若い女性から
「衿を剃ってください」と
声をかけられる。

その若い女性は
明日
お嫁に行くという。

結婚前夜に
街のお風呂屋さんで
見知らぬ人に声をかけ、
「衿を剃ってください」
と言わねばならない
その若い女性のいる
環境、経済的状況………

なんとも言えないものが
このお風呂屋さんの
やりとりから
読み手の
こちら側に
伝わってくる。

いい場面だ❗

この文字の少ない
「折々のことば」から
詩人、石垣りんの
「花嫁」というタイトルの随筆が
ものすごく
ものすごく
素敵に
目の前に
立ち上がってくる❗


いろいろとネットを見ていたら、
石垣りんの随筆「花嫁」を
[名文]の1つとして
取り上げているものがあった。


石垣りんの
「挨拶」という詩は、
中学三年生の「国語」の
教科書に掲載されている。