東京……[No.3587] | 近江の物語を君に捧ぐ

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近江を舞台に、近江に生きる人を主人公にした小説をひたすら書き続けている近江人、木村泰崇のブログ。

正月の

さいたまスーパーアリーナでの

コンサートにおいても

浜田省吾は

歌った「東京」。





今朝、
ウィキペディアを見ていて、
この浜田省吾の1990年リリースの
「東京」は、
あの
糸井重里が作詞をして
沢田研二が歌った「TOKIO」への
浜田省吾のアンサーソングだということを
はじめて知った。

まったくもって
「なるほど」って
思いであった。


誰が聴いても、
糸井重里の「TOKIO」は
東京の光の部分を、
浜田省吾の「東京」は
東京の「闇」の部分を、
描いていることが
感じられる。






恥ずかしながら、
私は
若き日
十代、二十代の頃はもう
完全なまでに
東京は沢田研二の「TOKIO」の
イメージだった。

あの頃の
東京は
今ほど
きれいじゃなかった。
新宿東口にしても
池袋西口にしても
朝は
ゴミをあさる
カラスの群れがいっぱいだったし、
いたるところで
みんなタバコを吸っていて
道は吸い殻だらけで、
空き瓶、空き缶だらけで、
………でも、でも
若き日の私の目には
東京は
どこまでま
糸井重里のフレーズ
[スーバーシティ]であった。

星になり
夜空に舞い上がる
[スーパーシティ]だから、
大きな
大きな
[あこがれ]があり、
歩くだけでも
胸は弾んだ……




東京は
行くたび
行くたびに
どんどん
きれいになっている。

汚いものが
街から
次々に姿を消している……
そんな気がする。



↑この東京駅の新幹線のホームの喫煙所も
もうすぐなくなる。

東京の入り口から
タバコは
閉め出される。(笑)


あんまり
きれいになりすぎると
居心地が悪いなぁ。


私は
あのごちゃごちゃしていた
ちょっと汚かった
昔の池袋とか新宿とかが
好きだ。
それでも
[スーパーシティ]だと
田舎者には
しっかりと思えたよな、
東京は………