「白い巨塔」はどうしてこんなにも面白いのだろう❗[No.3425] | 近江の物語を君に捧ぐ

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近江を舞台に、近江に生きる人を主人公にした小説をひたすら書き続けている近江人、木村泰崇のブログ。

夏休みに入って

あの2003年[もう20年も前だ]の

テレビドラマの名作

「白い巨塔」が

またもや

再放送されている。


罪な話だ。(笑)


私は

もちろん

この夏休み、

どこへも行かずに

下手な小説を書こうと

思っている。


それが

この猛暑。

さらに

やっていたら

やっぱり見てしまう

「白い巨塔」…………

下手な小説の邪魔をしてくれる。(笑)



しかし、

山崎豊子原作の「白い巨塔」は

ホントに面白い‼️‼️


もう最高だ。


私も

若き日は

もう完全に

正義感溢れる素晴らしい医師の

里見助教授(江口洋介)に心打たれていた。


大河内教授(品川徹)とか

東教授の娘(矢田亜希子)とか

二部で出てくる関口弁護士なんかに

エールを送っていた。











それが

今や

もう

完全に

財前五郎(唐沢寿明)側に立って

ドラマを見ている。(笑)


[悪]とか[エゴ]とか[野心]の

サイドに立って、

見てしまう…………(笑)


あの里見助教授サイドの正義よりも、

[悪]、[エゴ]、[野心]の

ほうが

はるかに

見ていて

楽しい。(笑)


財前五郎のその[悪]、その[野心]を

包み込む愛人のクラブのママ、

黒木瞳が

最高に

最高に

私には

素敵に見える‼️

[確か、今日の放送回は、

財前五郎が愛人、黒木瞳と

いっしょに、ポーランドの

ワルシャワに行く回である。

あのワルシャワでの

二人は最高である]


この「白い巨塔」を見て、

私は

日本で一番の愛人女優は

黒木瞳だと確信したくらい、

このドラマで彼女は女優としての

株を上げた。


自分の中にある

悪やエゴや野心や愚痴を

包み込んでくれる…………

「白い巨塔」の財前五郎にとって

あのクラブのママが

果たす役割は大きい。



でも

逆に

財前サイドの[悪]が

目立つ度に、

里見助教授や東教授の娘の[正義]が

ホントに素敵に煌めくのも

また事実である。



さらに

言えば、

財前の悪と

里見の正義の両方を持っているがゆえに

いつも動揺している

東教授(石坂浩二)が

痛々しい。(笑)










昨日の、

財前の妻(若村麻由美)と

愛人(黒木瞳)の二人のやりとり、

印象的なシーンだった。


西田敏行、

伊武雅刀、

伊藤英明…………

とにかく

脇役たちも

みんな光っている

テレビドラマである。