保護者 | 近江の物語を君に捧ぐ

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近江を舞台に、近江に生きる人を主人公にした小説をひたすら書き続けている近江人、木村泰崇のブログ。

東京オリンピックのテレビ放送に

夢中になってしまっている。(笑)


昨日は、

日本とメキシコのサッカーの試合と、

伊藤美誠と水谷隼の

卓球の混合ダブルスの準々決勝の試合に

釘付けになってしまった。

(そういえば、忘れてはいけない、

わが滋賀県、彦根東中学校、草津東高校を

卒業している

水泳の大橋選手が金メダルを取った‼️)



教員免許更新講習は

今、40コマ中、16コマが

修了した。

(あと24講義だ)


それにしても、

私は

16コマ講義を聴いた今の時点で、

「現代の日本の教育が抱える諸問題」に

ついて、1時間くらいなら

かるーく

講義ができるほどに

なっている。(笑)

あと24コマも聴いたら、

もう尾木ママみたいに

教育評論家に

なってしまいそうだ。(笑)

(そういえば尾木ママも

滋賀県、確か米原市出身だったよな)


しかし、

私みたいに

あと何年教壇に立って

あと何年生きていられるかわからない

トシヨリが

こんなに勉強して

どうするの?って、

思いもある。(笑)


「教育」をめぐり

40コマも講義を受けるなんて、

私と違って

もっと若い

未来のある教員が

やるべきことのように思う。



さて、

昨日の講義で

印象に残ったのは、

学校における

「保護者」の問題である。



昨日の保護者の問題の講義を聴きながら、

私は

3年ほど前に

わが滋賀県で起こった事件について

思いを巡らせていた。


31歳の娘が

58歳の母親を

惨殺した。

母子家庭であり、

娘と母は

ひとつ屋根の下で

二人して

ずっと生きてきた。

母は娘を医者にしたいと強く望んだ。

医者になりさえすれば

娘も

母である自分も

必ず必ず

幸せになれるものと

母は夢描いた。

高校三年生になり

娘は、当然のごとく

母が強く希望する

滋賀医大を受験する。

不合格。

それで

浪人して再受験し

また不合格。

2浪、3浪、4浪…………

それでも母は娘が医者になる日を

信じて疑わない。

…………なんと娘は9浪までする。

9浪、つまり現役を含め

10回、滋賀医大の医学部を

娘は受験した。

娘は

その後、

医学部進学を断念して

看護師になる。

娘は

看護師でいることに

満足している。 

けれども、母親は

自分の娘が看護師でいることに

どうしても満足できない…………

そうした

10年余り

いや

中学、高校時代を含めると

20年に及ぶ

医学部進学を目指しての

母子関係は

娘が母を惨殺するという形で

ピリオドが打たれた。


母は娘と

いっしょに入浴していたとか、

スマホを持つことを禁止されていた

娘が無断でスマホを購入して

母はそのスマホを叩き潰したとか、

娘は母から逃れようと

幾度も

家出を試みていたとか、

週刊誌等では

いろんなことを

報じていた。


…………



この保護者の場合は

極端そのものであるが、

この保護者

この母親の

娘に対する思い、溺愛、

過剰な期待の

2分の1

3分の1

くらいを有するケースは、

今の日本社会で

ゴロゴロしているように思われる。


児童、

生徒よりも

むしろ

保護者が問題…………というケースも

多い。












また

昨日の放送大学の講義にもあったが

親の自分の「ものがたり」を

わが子に見てしまう親は

ものすごく多い。



保護者の生きざま、

保護者の考え方にまで

首を突っ込むのは

「学校」の

「教員」の仕事の範疇を

超えている‼️



けれども

その保護者の子どもと

教員は接しなければ

ならない…………