不登校 | 近江の物語を君に捧ぐ

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近江を舞台に、近江に生きる人を主人公にした小説をひたすら書き続けている近江人、木村泰崇のブログ。

この夏の

私の教育免許更新講習。


放送大学の

ネット配信の講義は、

今の時点で

40コマ中、12コマが終了した。

(あと28講義を受ける必要がある)



昨日は

いわゆる

日本の「不登校」の問題、

「不登校生」をめぐる問題について

2人の先生からの講義を聴いた。





1980年代後半、
あの武田鉄矢の「金八先生……」シリーズが
絶好調だった頃か、
中学校では
約1パーセント。
つまり、100人に1人の割合。
1学年に1人の割合だ。

それが
2000年代に入ると、
中学校では
約3パーセント。
100人に3人、
1クラスに1人の割合になる。

平成から令和となった今、
日本の中学校では
だいたい
25人に1人が
不登校生であると
言われている。



25人に1人…………
確かに
今、
公立中学校の
どのクラスに入っても
1人ないし2人の席は
いつもいつも空席で、
どんな生徒かまったく知らずに
1年が終わっていく。


25人に1人の子どもが
中学校に行けない‼️


なんか
なんていうか
「不登校」という言葉が
立派な日本語として定着してから、
そして
「学校に行きたくないという子どもを
無理やり学校に行かせるのは
よくない」という考え方が
支持されるようになって以来、
私たちは
この「不登校生」の問題と
ド真剣に向き合うことを
しなくなっている感があるが、
でも
でも
「25人に1人」という数字は
あまりにも大きい‼️

この25人に1人という数字は
おそらく
もう
減っていくことはない。

これからも
ますます増えていくだろう。





この前の
このブログにおいて、
学校という場所では
「感情」を身につけることができる……
といったようなことを記した。


私は
十代前半の子どもたちが
中学校で
中学校の3年間で
身につけられる「感情」は
計り知れなく
大きいものだと
思っている。

知識、知性は
ずっと家にいて
家で読書したり
家で五教科の勉強をしても
身につくものだと思うが、
「感情」の分野は
他人、他者の海の中に身を置かない限り
絶対に身につかない。


………………


25人に1人という
今の日本の教育の問題を
国家レベルで
真剣に考える時期にきている。