春だったね | 近江の物語を君に捧ぐ

近江の物語を君に捧ぐ

近江を舞台に、近江に生きる人を主人公にした小説をひたすら書き続けている近江人、木村泰崇のブログ。

いつもわが息子を
早朝送って行ったり、
夜迎えに行ったりしている
彦根駅の東口ロータリー。

その東口の
ベンチ花壇
(このネーミングは
私が付けた。笑)
に、
今、
1輪のチューリップが
咲いている。
       ↓




私は、
この
1輪のチューリップを目にして、
改めて、
そういえば、
今は、
「春だったね………」って
痛感した次第である。


毎年のように美しく
咲いていた今年の桜には
何故か
そんな
思いを抱かず、  
1輪のチューリップに、
何ゆえなのか
猛烈に
そういえば
「春だったね………」って
思った。


吉田拓郎が
1972年に出した
「元気です。」という
アルバムに
「春だったね」という
名曲が入っている。
(思えば、私が
詰め襟の黒い学生服を
着ていた中学生の時だ❗笑)


私は
彦根駅東口に
咲いた1輪の花を見て、
アズスーンアズで
この曲を
口ずさんでいた。

「春だったね」という曲、
私は
昔から
ものすごく好きな曲で、
若い頃は
スナックのカラオケで
よく歌ったものだ。笑

この曲、
吉田拓郎が作曲しているが、
作詩は、
田口淑子さんである。

私の記憶が正しければ、
この歌詞、
確か
月刊「明星」の募集歌で、
田口淑子さんは
そのコンテストに応募し、
選ばれた詩だったと思う。


田口淑子さんの
歌詞が何よりも素敵だ。

この素敵な歌詞に
吉田拓郎が
ものすごく
ポップなメロディをつけて、
そして、
男くさく
ワイルドに
歌い上げた‼


「春だったね」は
本当に
名曲だ。

ぜひ、
ユーチュブで見てほしい‼
聴いてほしい‼




♪♯僕を忘れた頃に
        君を忘れられない
        そんな僕の手紙がつく

        くもりガラスの窓をたたいて
        君の時計をとめてみたい
        あー、僕の時計はあの時のまま
        風に吹きあげれたほこりの中
        二人の声も消えてしまった
        あー、あれは春だったね

         ………………………


         風に揺れるタンポポをそえて    
         君の涙をふいてあげたい
         あー、僕の涙はあの時のまま
         広い河原の土手の上を
         ふり返りながら走った
         あー、あれは春だったね

         ………………♪♯