アメリカのサブプライム問題から始まった世界的大恐慌の今、

多くの方が将来への不安を抱え始めたのではないでしょうか。


・会社がいつ倒産するかわからない


・いつリストラされるかわからない


・年齢と共に再就職するのが難しくなっている


・給料、ボーナスがカットされてしまった。また、いずれはカットされそうだ


・このまま給料が上がっていく見込みがない


・住宅ローンの支払いが出来なくなりそうだ


・家族が生活するのが精一杯で、将来の貯金ができない


・子供が大きくなっていくにつれて、家計に占める教育費の割合が大きくなっている


・子供にもっと良い教育環境を用意したいのにできそうもない


・年金がもらえるか不安


・老後のための貯蓄ができそうもない


・定年後の再就職ができるか不安


・今の仕事を続けても将来が不安


と、数え上げればきりがありません。

この中の一つでも当てはまった方は早いうちに何らかの手を打たなければ

近い将来どうにもならなくなることが目に見えています。


どうにかなる」という気持ちから「どうにかしよう」という気持ちになることが大切ですね。


【茂木健一郎/脳を活かす仕事術より】


「先輩の仕事術を真似してみたけどうまくいかない」


「アイデアを企画にしようとしたけどうまく説明できない」


こんなふうに、何が良いかはわかっているのにアウトプットがうまくいかないという現象は

仕事でも趣味でも起こり得ます。


原因は脳の感覚系・運動系のバランスが悪いんだそうです。


感覚系・・・見る、聞く、感じるなどの五感を通して情報を受け取り、処理・認知する領域(=インプット


運動系・・・実際に手足や口を動かす(=アウトプット


情報が多く飛び交う現代では感覚系だけが発達している場合が多く、

日頃から少しずつでもアウトプットの練習を行っていく必要があるそうです。


この「入力と出力のサイクルを回す」ことこそが仕事の極意だと筆者は主張しています。


なるほど、そうですね。


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心定めや


明君賢将必づ其の心を定む。吾が心一たび定まりて、将吏士卒誰れか敢へて従はざらん。(中略)心定めや、特に一旦奮激の能くする所に非ず、必ずや心胆を涵養鍛練(かんようたんれん)すること素あるものにして、能くすることありとす。


【訳】賢明な君主やすぐれた将軍など立派なリーダーという者は、まず腹を決めるものである。トップの腹が決まれば、部下たる者、どうしてそれに従わないことがあろうか。ありはしない。(中略)しかしながら、この決断を下すということは、一時的に心を奪い起こすことでできることではない。必ずや心や胆を、水が自然にしみこむように少しずつ養い育て、体力・精神力・能力などを鍛えて強くすることによってのみ可能となる。


なるほど。今風に言えば、リーダーシップ力というのでしょうか。確かにどんなビジネスにも必要ですね。部下のモチベーションアップとか、一時的な報酬などで奮い起こしてもそれは本当に一時的なものです。少しずつジワジワと強くするものですね。