12日(日)早朝、前日の余韻が残る釣り場へ入る。
辺りには誰も居ない、一番乗り、気持ちも高揚する。
Yさんが来た、何時もより早い、やる気満々だな。
明るくなるのをただ、待つ、焦りは禁物、はやる心を押さえる。
Yさんが釣り始めた、よし、俺も!
昨日と全く同じポジション、ルアーも同じツインクルスプーン。
ダウンクロス気味にキャストを繰り返す。
水中に隠れた岩があり、その真後ろで昨日はヒットした。
今日もねらいはそこ、この水位がベスト、深いと攻めきれない。
これより浅いと、岩にルアーが引っ掛かる危険もある。
昨日と全く同じラインをトレースしていると、同じ場所で、強い引き込み!
「来たぁ!」
完全に狙い撃ち、気分も最高だ!
昨日の40近いサツキは、物凄い引きが強く、壮絶なファイトになった。
今日は、それに比べると、大したことないが、油断は禁物。
流れは強い、フルダウンでのファイトは、流れの力を借りた相手に優位に働く。
バレてしまうことも多い、何度かやられてしまった事もあった。
流れの中でウェ=ディングしていて、こちらには逃げ場や、暖流帯はない。
少々強引なランディング、寄ってきた、相手はギンギンのサツキマス!
インスタネットを引き抜く、足元でドラグを鳴らし、大暴れ!
緊張が走る、膝がガクガク震える、ヤバイ!
左手で強引にリフトアップ、右手でネットを極限まで伸ばし、サツキを追う。
「入った!」
「よっしゃぁ~!」
思わず大声で叫んでしまった、サイズは38、昨日の奴よりひと回り小さいが、満足。
これで今年三本目、ここ数年、厳しい長良川であったが、多くのアングラーも手にしてる。
後にYさんに、小言を言われて、恐縮する、突然大声出したので、相当驚いたようだ。
まだ5時前の出来事だった、次回は叫ばないよう、魂を押さえなくては。
もう目的を果たし、釣ったサツキを、会長からもらった穴の開いたビニール袋に入れてみる。
通常は、生け簀を作って入れるか、ストリンガーに掛けておくのだけど。
魚体に何も抵抗がないので、写真を撮った後、リリースするにはいいかもね。
暫く、色々なミノーを投げたり、アイを調整したりして遊んでいた。
その後、今期話題の、ティモンの流芯ノッカーカギロイに強い当たり、しかしフックオフ。
油断していたのが悪かった、残念。
写真や動画の撮影は生け簀に入れてから、今回も有難く刺身で頂くことに、合掌。
連夜のグレンファークラスは、【スナックさつき】にて。
グレンファーに芳香あれ、サツキには成仏あれ、乾杯!
タックル
ロッド : ウエダTSSー77ti
リール : 05イグジスト2508R
ライン : ナイロン8lb
ルアー : ツインクルスプーン9.5g
フック : オーナーサクラマスSP