終盤戦! 市内長良川のサツキマス | サツキマス                      
長良川のサツキマス
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6月12日(日) 長良川では、10日前後から、市内各所で、釣果が聞こえてきた。
釣友からの情報や、現に釣った人もいて、市内に停留しているのは間違いなかった。
そして、11日は雨。 ただ、思ったより雨量が少なく、酷い濁りも入らなかった。
もちろん、水位は上がり、12日の朝で、5月15日の爆発時と、ほぼ同じ水位になった。
 
ブログ等で情報も流れていたので、12日の早朝は、休日ということもあり、市内長良川には、
多くのアングラーが立った。 雨でサツキマスの活性は間違いなく上がっている、絶好のチャンス!
私が入ったポイントも、早朝4時前には、すでに二人が釣り座に着いていた。
アンテナを四方に張り巡らした、凄腕のサツキアングラーなら、この状況を逃すはずが無い。
平日では、めっきり人が居なくなった下流域には、久々に賑やかさが戻った。
 
私も戦闘開始! 開始後暫くすると、上流から4番目のアングラーにヒット。
この時点で、私が見渡したポイントには、私も含めて6人のアングラーを数えた。
 
そのうち3人は常連組みで、次は自分の番だとばかりに、凄い緊迫した状況だ。
それはそうだろう、目前の流れの量、水質を見ると、いつ水面からサツキマスが飛び出してきても
おかしくない状況である。
 
私も、愛用のオーラックスプーンに、明らかにサツキマスと判る当りが来たが、フッキングせず。
しかし、このポイントにサツキが入っているのは確実で、一気にボルテージが上がる。
目先を代え、今度はツインクルスプーンにチェンジして、同じラインをトレースしていると、足元まで
サツキが追って来て、ツインクルを咥えこんだが、うまくフッキングせず、ものの数秒でバラしてしまった。
ううっ、絶好のチャンスだったのに。
気を取り直し、今度はミノーを色々チェンジしながら、僅かなチャンスに賭ける。
大好きなサムシャッドに変えた数投目、再度サツキがチェイスしてきて、サムシャッドを咥え込んだ、
ヒット! しかし、今度も僅か数秒で、フックオフ。 目前でギラッとサツキマスが反転し、逃げていった。
ううっ、またや! なんで決めれんのや! 姿を見ているだけに、悔しさも大きい。
そんな時、チラッと、タコさんを見ると、明らかにロッドが曲がっている、おおっ、掛けたな!
緊張感の無い取り込み具合からすると、外道っぽい。 案の定、ウグイだったようだ。
誰かが釣ると、釣りを中断して、動向を見守っているが。 どうしても、他のアングラーが気になってしまう。
その後、しばらく、誰もが沈黙した。
 
5時半を過ぎた頃から、アングラー側にも変化が起こる。 目前のポイントを諦め、上流や、下流に移動したり、
諦めて帰る人も。 等間隔に綺麗に並んでいたのが、間が空いたり、狭まったり、新たな人が入ったりと、
移動に忙しい。
 
私も、これでもかと言うくらい、ルアーチェンジを繰り返し、しつこく、ネチネチと攻め続けるが、
サツキマスからの反応なし。
せっかく3度のチャンスを貰ったのに、生かしきれず、今日は終ってしまうのか・・・・
7時を過ぎた頃、Yさんは、足を攣って戦線離脱。 他のアングラーも消え、タコさんと、調査員1号さんだけ
になった。
 
私は大きく下流に移動し、一昨日、T会長が43を獲ったポイントを上流側から直撃してみることに。 
最初のバラシ時に使っていた、タックルハウスのツインクルスプーンの9gの銀赤を選択。
思い切り超遠投して、狙いのポイントまで流し込み、回収しかけたその時、突然の魚信、 来たぜ! 乗った!
完全にダウンの状態で、40m以上のラインがでているし、障害物だらけの岸際をうまく寄せてこなくてはならない。
竿を立てずに、寝かせたまま、半ば強引に寄せる。 障害物に触れたら、ライン切れの恐れもある。
バレない事を念じながら、足元まで寄せたとき、けたたましく携帯電話が鳴った、この大事な時に誰や!
完全に無視して、ライイディング体制に入り、インスタネットを引き抜くと、何と、うまく開かない、ウゲッ!
ネットを交換した時、大き目のネットを無理やり装着したのがいけなかった、完全に引っ掛かって、両手じゃないと
直せない。 ロッドを小脇に抱えたまま、急いで絡みを直して、水飛沫を立てて、大暴れする40UP間違いなしの
サツキマスを、右手でうまく掬い取った。
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任務完了。 写真を撮るには不向きな場所なので、上流の浅瀬までサツキをネットに入れたまま移動する。
そして何時までも鳴り止まない携帯電話を取ると、女房からで、スーパーに買い物行くので帰って来いと・・・・・
 
タコさんが遠くから手を振るのが見えたので、それに応え、一部始終を見ていた調査員1号さんも、祝福してくれた。
やはり、大詰めのランディングの光景を、お二人とも、ハラハラしながら見ていたようだ(笑)
イメージ 3鼻が少し曲がったオスで、T会長が一昨日釣ったメスのサツキと、ほぼ同寸だし、同じ朱点が強い花魁なので、
夫婦だったのかも知れないナ。
メスが釣られて居なくなり、その場所で、相方の帰りを待っていたのかな?
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パワーのある、トラウとスティンガー7.2ロッド選択が、幸運をもたらし、
掛かりのいいサクラマススペシャルの針と、ナイロンラインの選択が、サツキを捉えて放さなかった。
実にラッキーな出会いだった。
 
ツインクル9gは、浮き上がるけど、水面を割らないので、表層勝負には最高だね。
 
 
【タックル】
 
ロッド : ウエダTSS-72TI
リール : ミッチェル 358 プリンス
ライン : ナイロン 8LB
ルアー : タックルハウス ツインクルスプーン 9g SR
フック : サクラマススペシャル 11号(自作)
 
 
 
まだまだ、下流域にもチャンスがある。
人が疎らになった長良川で、信念を持ってサツキを追い求める、サツキアングラーすべてに幸あれ!