先週の土曜日に、朗読グループ・NEXUS(ネクサス)ーきずなー の横浜市・港北図書館での朗読会が行われました。
図書館には、鯉のぼりが元気よく泳いでいました。いいお天気
今回のラインナップは、
「霧が晴れた時」 小松左京
「夕刊とたこ焼き」 宮本 輝
「負けず嫌い」 辻 仁成
「筍ごはん」 柏田道夫
の4作品
私は、「夕刊とたこ焼き」 を読みました。
5分くらいの短いエッセイです。
前振りは、
作者の宮本輝さんは、『泥の河』で、太宰治賞、『螢川』で、芥川賞を受賞しています。
そんな著者の作品に大きな影響を与えているのが、自身の生い立ちや、家族です。
今日は、著者の自伝的小説「流転の海」シリーズの主人公のモデルにもなった
父親との思い出を綴った作品を朗読します。
と、しました。
エッセイを読むとなると、明確なモデル(著者)がいるわけで、
昔は、自分の勝手な想像で読んでいたのですが、
朗読歴が長くなってくると「そんないい加減な事じゃエッセイは読めないでしょ!?」と、なってくるのです。
著者の人となりや人生、著者と父親の関係性、父親の人生などなど、
短い作品を理解するにも知らないと読み解けない所があります。
今回の私の作品理解は、まだまだ不足ではありましたが、時間のある限り調べたりした中で考えてみました。
結果ですが、
私が最初に読んだ時に感じたものを上手く表現出来れば面白いな。と、思ったのですが、
まずもって、作者が年配の男性なので、私の声質ではリアリティーに欠ける。。。
頑張りましたが。
今回の朗読会では、前回港北図書館で行ったアンケート結果のご報告もしました。
時間や作品数、作品のジャンルなどをお尋ねするアンケートだったのですが、今行っている朗読会と同じで良いと考えてくださっている方が多いという結果でした。
みなさん、応援の意味も込めて、今の私たちのスタイルを推して下さったのではないかと感じました。
温かい観客のみなさんに囲まれて幸せだなと改めて感じました。
次回は、なんと、今月またあるのですよ!
初!南図書館です。
こちらは、私の声質にもあった作品を朗読いたします。