【茨城の寺社巡り ①:大洗磯前神社】パワースポットを巡る夫婦旅 | 徒然なるままに山と歴史を・・・

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2024年1月1日 茨城県央のパワースポットを巡ってきました。

その① 大洗磯前神社 です。

 

   

 

 

これまで3年連続で山頂から初日の出を拝んできましたが、今年は海で、ということで大洗にやってきました。

まだ真っ暗な4時半頃に大洗に着いた頃には、駐車場はどこも満車で、道路は大渋滞。大洗港の広い道路の両側を埋める路駐の列に入れてもらいました。

大洗磯前神社の前の海岸は既に人で溢れていました。

 

玉砂利の海岸はすぐ後ろにホテルがあるせいか、人混みのせいか、それ程寒くもありませんでしたが、打ち寄せる波を眺めながら、ひたすら日の出を待ちます。すぐ目の前には海に突き出た岩場に鳥居が建っています。ここは神磯と呼ばれ、磯前神社のご祭神オオナムチ命とスクナヒコナ命が降臨したところとされています。

 

日の出時刻の6時48分を過ぎましたが、未明までこの辺りに雨を降らせていた雲が東の海上に残っていて、まだ空を明るくしているだけです。

 

カモメが飛んできて鳥居に止まりました。このカモメはこの後も鳥居に留まり、一緒に日の出を迎えることになります。

 

雲の上の方がマグマのような色に輝いてきて、スキマから光が差してきました。

 

7時4分、雲の上から御来光です。

 

御来光を拝んだ後も、朝日に赤く照らされながら、みんな余韻に浸っています。

 

日の出からだいぶ経っても海沿いの遊歩道は身動きが取れなかったので、一旦県道に出てから神磯の舞台というテラスに来てみました。

 

神磯の舞台の近くに立つ大きな鳥居はニノ鳥居です。上から伸びる参拝者の行列は歩道の先まで続いていました。

 

参拝の前に食事をして行くことにしました。ひどい渋滞で車がほとんど動かない県道2号を歩いて行くと、港の近くに海鮮系の飲食店が並んでいますが、どこも大行列。その中の一つ「港食堂かじま」に入りました。大忙しなのに店員の方の対応が良く、1時間以上待ったけど、大満足の朝食でした。海鮮丼・サーモンの親子丼・あんこう南蛮丼に、かにばっかりコロッケとなめろう。

 

食事を終えて店を出ると、店の前の渋滞はなくなっていました。路駐していた車を大洗町役場の駐車場に止めて、再び大洗磯前(いそさき)神社に戻ってきました。県道2号を左から来る道は相変わらず渋滞中です。交差点にある一ノ鳥居の先で、参拝者の行列に並びました。

 

30分程で石段の上の三ノ鳥居をくぐりましたが、行列はまだまだ続きます。

 

更に3分程で、20m先の随神門まで来ました。

 

随神門の左側には大黒様と恵比寿様がいます。

 

随神門かた飛び出た木鼻は、獅子や獏ではなく、花や波が彫刻されていました。

 

門内の欄間にも深く細かい彫刻があります。

 

随神門に先に茅の輪がありますが、行列のせいで8の字にくぐることはできません。

 

行列に並んで40分程かけて、ようやく初詣ができました。この神社は、大己貴(おおなむち)命と少彦名(すくなひこな)命が斉衡3(856)年12月29日に、神磯に降臨して創建されたとされています。延喜式内社ですが、その中でも名神大社という高い社格を持っています。

 

お詣りを終え、拝殿の後ろに行ってみると小さな鳥居がありました。

 

鳥居の先には、右から八幡宮・水神社・大杉神社が祀られた社殿があります。

 

大杉神社の左奥に、大黒様と恵比寿様の小さな石像が祀られていました。

 

拝殿から少し離れた本殿の前には、唐破風の門がありました。

 

建物に比べてアンバランスな程大きな茅葺きの屋根は、独特な曲線を描いています。本殿は拝殿・随神門とともに水戸光圀の命で造営が始まり、享保15(1730)年に竣工したものです。

 

本殿の後ろを回って左側に行くと、大杉神社と同じような社殿がありました。左から大神宮・静神社・水天宮が祀られています。

 

随神門に向かって左の方にも露店が続いていて、その先に休憩所と海洋博物館が並んでいます。

 

更に行くと、境内の駐車場への道があり、その向こうにも鳥居があります。茶釜稲荷神社の扁額が掛かっていました。

 

道路を渡って少し行くと、稲荷神社らしく、赤い鳥居が並んでいます。

 

右側に赤い鳥居があり、小さな祠が祀られていました。

 

祠のすぐ先に茶釜稲荷神社があります。

 

石灯籠の礎石の上にキツネがいます。その奥にはカエルもいました。

 

社殿の中には白いキツネが向かい合っていました。

 

茶釜稲荷の先に与利幾神社があります。社殿は鳥居に対して横を向いています。

 

拝殿の前から下る石段がありました。向こうには朝日に輝く太平洋が見えます。

 

かつては参拝する人が列をなしたという神社も、元日にもかかわらず、訪れる人はほとんどいません。

 

拝殿の向拝虹梁の上には龍の彫刻がありました。

 

後ろの本殿も向拝虹梁の上に透かし彫りの彫刻があります。屋根は磯前神社と同じように大きくて独特な形をしています。

 

与利幾神社本殿の横には石尊宮があり、神奈川の大山阿夫利神社の石尊権現が祀られています。大山は3年前に初日の出を拝みに行った所なので、何かの縁があったようです。

 

与利幾神社の裏から境内を出ると、県道2号に掛かる陸橋があります。左は駐車場に入ろうとする車の列ですが、右は路駐の列です。

 

 

【茨城の寺社巡り ②:酒列磯前神社・ほしいも神社】パワースポットを巡る夫婦旅 に続く・・・