【五島の寺社:⑩ 大円寺】パワースポットを巡る夫婦旅 | 徒然なるままに山と歴史を・・・

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2023年8月 五島列島の福江島を巡ってきました。

 今回の旅は

  ・カトリック教会

  ・神社仏閣

  ・自然・展望

  ・福江市内

  ・ばらかもん

 の5つのテーマに分けてみました。

 

 

【 神社仏閣を巡る旅 】

   ①巌立神社 [五島市岐宿町岐宿]

   ②濱窄神社 [五島市三井楽町濱窄]

   ③魚藍観音 [五島市三井楽町貝津]

   ④七嶽神社 [五島市玉之浦町荒川]

   ⑤大宝寺  [五島市玉之浦町大宝]

   ⑥白鳥神社 [五島市玉之浦町玉之浦]

   ⑦大山祇神社 [五島市玉之浦町玉之浦]

   ⑧五社神社 [五島市上大津町]

   ⑨明星院  [五島市吉田町]

   ⑩大円寺  [五島市大円寺町]

   ⑪八幡神社 [五島市下大津町]

   ⑫城山神社 [五島市池田町]

   ⑬観音寺 [五島市幸町]

   ⑭清浄寺 [五島市上大津町]

   ⑮善教寺 [五島市上大津町]

 

  

 

福江の市街地から少し西に行くと、五島八十八ヶ所札所の三十番札所、広嶽山大円寺(曹洞宗)があります。五島家の菩提寺で、道路に面して大きな八脚門が建っています。扁額には「應索」の署名がありました。

 

山門をくぐると、正面に本堂があります。本堂はコンクリート造ですが、永正12(1515)年に創建された名刹で、五島の曹洞宗の本山です。

 

本堂の左手前に首なし六地蔵が並んでいます。

 

首なし六地蔵の後ろに墓所が広がっていますが、藩主の墓地っぽいものが見当たらず、一旦道路に出て、塀の終わりの所から入ってみます。

 

奥の森に藩主たちの墓所がありました。第9代宇久勝まさるが応永10(1403)年にこの地に松月庵を建て、第17代盛定が再興して大円寺と改称した際に、菩提寺が清浄寺から移され、第9代以降の歴代領主の遺骸を合葬しました。五島氏25代までの墓地があります。案内板に「荒廃のままに現存」と書いてあるように、石段すらも草に覆われています。

 

奥の墓所もすっかり草むらになっていました。

 

墓石も崩れ、草に埋もれていて、倒れた木もそのまま放置されていて、藩主たちがあまりにも可哀想です。寺や市の方でも、「荒廃のまま」放っておかないで、何とかできないものかと思うのですが。

 

境内にある東墓所から福江川を渡ると、大円寺はすぐ裏が深い森になっているのがわかります。

 

大円寺の川向かいに西墓所があります。五島家の墓地が土手が嵩上げされる前からあったせいで、石灯篭の並ぶ参道は道路より低いところにあります。

 

参道の奥の石段の横にも石灯篭がずらっと並んでいます。

 

参道の入口にあったものと同様の珍しい冠木門をくぐると、五島家26代から33代までの墓地があります。

 

左の方には小さな鳥居があって、自然石の墓石が祀られています。従五位五島盛徳之墓と刻まれています。

 

墓所の正面の左寄りの所に大きな五輪塔が並んでいます。

 

墓所の右側も石灯篭が並び、奥に大きな墓石が祀られています。