【雲取山・鷹ノ巣山 周回】その3(鷹ノ巣山避難小屋~日原) | 徒然なるままに山と歴史を・・・

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2023年4月 東日原から雲取山・鷹ノ巣山を回ってきました

 

 

今回の行程

 

【1日目】

  日原鍾乳洞臨時駐車場 スタート

  小川谷橋

  八丁橋

  小雲取山

  雲取山

  小雲取山

  七ッ石山

  高丸山

  鷹ノ巣山避難小屋 泊

   歩行距離 23,0km

 

【2日目】

 06:03 鷹ノ巣山避難小屋 スタート

 06:36 鷹ノ巣山 [休憩 11分]

 07:10 ヒルメシクイノタワ

 08:21 稲村岩のコル

 08:33 稲村岩 [滞在 10分]

 08:55 稲村岩のコル [休憩 10分]

 09:39 稲村岩下の堰堤

 09:52 巳の戸橋

 10:13 日原鍾乳洞臨時駐車場 ゴール

   歩行距離 5,8km

 

 

 

【2日目】

(鷹ノ巣山避難小屋~日原駐車場)

 

昨日の夜にトイレに起きた時に満天の星空が広がっていましたが、今朝も雲一つない快晴でした。

 

今日は下るだけなので、のんびり寝ていようと思っていましたが、みんな早起きで、予定より2時間早い出発です。

 

避難小屋から続く稜線上には樹木がないので、登ってきた道がよく見えます。遠くにはまだ雪の残る南アルプスが見えます。

 

富士山もバッチリ見えました。

 

更に登ると日蔭名栗山の手前の草原もよく見えます。

 

長沢背稜の山並みもクッキリ見えます。いちいち立ち止まって写真を撮っているので、天気の良い日はなかなか進みません。

 

鷹ノ巣山(1737m)山頂に到着しました。避難小屋に一緒に泊まって先発した人たちは昨日ここに来たそうで、今日は私が独り占めです。

 

大岳山・御前山。

 

大山から丹沢の山並み。手前に三頭山。

 

ドーン。

 

小金沢連嶺・大菩薩。右奥に南アルプス。

 

ひとしきり景色を堪能して、いよいよ下山です。稲村岩を経て日原に下りるコースは通行止めですが、登山記録も多いので行ってみることにしました。

 

急坂を下る途中では、木々の間から長沢背稜がよく見え、名残惜しさが増します。

 

途中何ヶ所かで倒木で道が塞がれ、迂回したり乗り越えながら、まだまだ急坂を下ります。

 

細尾根に出て少し登り返すと、ヒルメシクイノタワに出ます。

 

ヒルメシクイノタワで振り返ると鷹ノ巣山が見えます。

 

鷹ノ巣山から水根山・六ッ石山へ続く石尾根の稜線も、木々の間からよく見えます。

 

ヒルメシクイノタワから3分程下ると、稜線は広くなり、落葉で道もわかりにくくなります。しかしこの辺りからピンクテープが随所に取り付けられていて、道が落葉で埋もれていても迷う心配はありません。

 

広い稜線を更に10分程下ってきました。ここから更にまっすぐ下りそうに見えますが、ピンクテープは倒木の先で左下の方に続いています。

 

倒木の先で振り返ると、巨木が何本かあり目印になりそうです。

 

ヒルメシクイノタワからちょうど40分、林班名の書かれた看板がありました。天気が良くて気温も高く、だいぶ汗をかいてしまったので、ここでシャツを1枚脱いで、ついでに休憩です。平坦で休憩にはちょうどいい場所です。

 

看板から10分程下ると、また林班の看板がありました。この看板のある2ヶ所だけ平坦で一息つけるのですが、それ以外はずっと急坂が続きます。

 

2つ目の看板から15分程で、稲村岩のコルまで下りてきました。ここでリュックを置いて、カメラだけ持って稲村岩へ行ってみます。

 

まずは手前の岩に登り、携帯を見ると電波が通じていたので、ここでいくつか業務連絡。

 

更に小さな岩山を乗り越えたり巻いたりしていくと、最高地点が見えてきました。

 

コルから15分程で稲村岩の頂上に着き、大きな岩の後ろに回ると小さな社が2棟。左側は壊れたままになっていて、神様も通行止めの影響を受けているようです。

 

尾根の向こうに六ツ石山。

 

城山から鷹ノ巣山。

 

鷹ノ巣山から下ってきた稜線。

 

鷹ノ巣山の右の方には土砂崩れの跡が残っています。通行止めの原因となったのはこれではないでしょうか。

 

奥の方に酉谷山。

 

突き出た天目山。

 

川苔山・本仁田山。

 

日原の集落の一番奥に駐車場が見えます。

 

稲村岩のコルまで戻ってしばらく休憩してから、いよいよ沢へ下りていきます。沢までのこの細道が意外と危険で、踏み外すと谷底まで滑り落ちてしまいそうです。

 

稲村岩のコルから12分で沢まで下りてきました。この先に倒木が折り重なっているのが見えます。

 

沢は水量が少なく、倒木や岩もそれほど問題なく乗り越えていけます。

 

地滑りの跡が残っていました。上から滑ってきた木がそのまま健在です。

 

沢を5分程行くと、左岸に標柱が倒れていましたが、折れていないので、ここに置いてあるのかもしれません。

 

そそり立つ岩壁の下の狭い谷を抜けていきます。

 

沢の左岸に道がついていました。その上にはかつての道の跡が残っています。この先で上から来た道と合流します。

 

いつの間にか沢の水は涸れ、辺りが少し広くなると、その先に堰堤がありました。堰堤の先で登山道が現れます。沢は20分程で通過しました。

 

堰堤からは杉林の中の歩きやすい道を行きます。

 

堰堤から10分ちょっとで巳の戸橋までやってきました。

 

新緑の日原川です。

 

巳の戸橋からは石尾根が見えます。

 

巳の戸橋から先は上り坂になります。

 

巳の戸橋から10分、最後に階段を上ると日原街道に出ます。

 

登山口からは稲村岩や鷹ノ巣山がよく見えます。

 

日原街道を歩いて行くとすぐに萬寿の水があります。左の蛇口をひねって、手や顔を洗ってサッパリしました。

 

駐在所の先で駐車場が見えました。ゴールはすぐそこです。

 

トイレのある中日原バス停を通過。

 

ゴールに到着です。

 

駐車場からも稲村岩や鷹ノ巣山が見えました。

 

当初は鷹ノ巣山から石尾根を下って、奥多摩駅からバスで東日原まで戻ってくる計画を立てましたが、稲村岩尾根の登山記録が意外とあって、計画を変更しました。

実際に歩いてみて、岩を乗り越える所が1ヶ所あり、そこは濡れていると滑って危険そうですが、段差も小さいので大きな問題はない、という感じでした。通行止めの理由は恐らく、大雨や長雨の後に土砂崩れが再発するかもしれない、ということなんだろうと思います。

3度目の稲村岩尾根で、5度目の鷹ノ巣山でしたが、雪のシーズン以来の快晴で、思いっきり絶景を堪能することができました。昨日の避難小屋を目前にしてのトラブルを除けば、楽しい2日間を過ごせました。