2022年11月 琵琶湖の東から南にかけてのパワースポットを巡ってきました。
その㉕建部大社 ㉖石山寺です。
旅程
【3日目】
09:06 善水寺 (40分)
[湖南市岩根]
10:20 常楽寺 (25分)
[湖南市西寺]
10:52 長寿寺 (33分)
[湖南市東寺]
11:48 金勝寺 (28分)
[栗東市荒張]
12:23 金勝山横ヶ峰展望所 (8分)
[栗東市荒張]
14:19 建部大社 (22分)
[大津市神領]
15:04 石山寺 (23分)
[大津市石山寺]
湖東・湖南の旅の最後は、大津市の瀬田川の東側エリアにある近江国一之宮 建部大社です。元々建部神社と称していましたが、1977年に建部大社と改称しています。
一ノ鳥居から続く高い生垣の間の参道は、地元に人の生活道路でもあります。
参道の左に広い駐車場があり、その横に道路から直角に参道が続いています。
二ノ鳥居をくぐると右側に大きなパネルが6枚並んでいて、ご祭神である日本武尊の活躍が描かれています。
建部大社は景行天皇46(116)年に創建され、白鳳4(675)年、天武天皇の時代に、当時近江国府があったこの地に遷座されたという古社で、日本武尊は景行天皇の皇子です。
参道の奥に大きな神門があります。
神門をくぐるとご神木の三本杉があり、その後ろに隠れるように拝殿が建っています。
拝殿の横にいる狛犬は逆立ちしていました。
拝殿の左右には、だいぶ離れたところに、小さな社殿が4棟ずつ建っています。下座4社には日本武尊の遠征に付き従った家臣が祀られています。
拝殿の後ろの玉垣の中に本殿があります。
奥には2棟並んでいて、手前が大己貴おおなむち命を祀っている権殿、左は日本武尊を祀る本殿です。大己貴命は大国主命の別名です。
玉垣は菱格子に檜皮葺の屋根がついていて、さすが一之宮です。
本殿左側にある上座4社には、日本武尊の妻子と父母である景行天皇・皇后が祀られています。
境内の南東角にに池があり、橋を渡った先に大野神社があります。建部大社がこの地に遷座する前からあったそうです。
拝殿の横を抜けて、駐車場に戻ります。
建部大社付近に土産屋がなく、土産屋を探しに瀬田の唐橋に来ましたが、この辺りにもそれらしい店はなく、橋を渡って石山寺に行くことにしました。
古くから「唐橋を制する者は天下を制す」と言われ、672年の壬申の乱、1183年の木曽義仲による寿永の乱、1221年の承久の乱などで、この橋をめぐって攻防戦が行われました。
石光山石山寺(東寺真言宗大本山)は天平19(747)年に聖武天皇の勅願で創建されたお寺で、ここも湖南三山や金勝寺と同様に、良弁僧正による開基です。京都清水寺や奈良長谷寺と並んで三観音の一つです。
門前の土産屋で買い物をして、ちょっとだけみてみることにします。正門である東大門(国重文)は、建久元(1190)年に源頼朝によって寄進されたと言われる八脚門です。仁王門とも山門とも総門とも呼ばれています。
東大門の先に続く参道にはモミジの並木が続いています。
参道の左右には塔頭もあります。
少し行くと受付があり、ここから先は有料です。広い境内には国宝や重文の建造物など見どころが多く、時間もなく、元々瀬田川の東側だけ回る予定だったので、この先は三井寺や日吉大社を回る時に改めて来ることにします。
京都駅前でレンタカーを返して、まだ新幹線には時間があるので、駅からすぐの伏見稲荷大社御旅所に来ました。祭礼の際に神輿が立ち寄るところです。
南側に朱塗りの鳥居があります。奥のコンクリート造の建物が神輿奉安殿です。5つのシャッターがついていて、その中に神輿が納められます。
境内の端には西を向いて4つの社殿が並んでいます。一番大きな社に稲荷大神が祀られています。境内の適度にまばらな感じで植えられている木は、落葉も進んでいるせいもあって、薄暗くて寂しい感じはありません。地元の人の散歩コースにもなっているようです。
京都駅前のイオンでつまみを買って、駅構内で近江牛の弁当を買って、一杯やりながら東京へ。
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