2021/11/3~4 浄土平駐車場から一切経山・烏帽子山を経て、西吾妻山へ行ってきました。
今回の行程
【2日目】
06:22 西吾妻小屋スタート
06:35 西吾妻山 [滞在 6分]
07:04 梵天岩
07:32 大凹水場 [滞在 5分]
07:50 かもしか展望台分岐
08:00 人形石
08:40 藤十郎 [滞在 4分]
09:25 弥兵衛平分岐
09:39 東大巓 [休憩 12分]
10:04 大倉新道分岐
12:00 谷地平 [休憩 11分]
12:23 谷地平避難小屋
13:50 姥神 [休憩 9分]
14:06 姥ヶ原
14:15 姥ヶ原東分岐
14:54 浄土平駐車場 ゴール
歩行距離 : 34.4km(総合計)
本日の荷物
ザック (ミレー:マーカムスイッチ)・ストック2本
アイゼン(グリベル)・レインウェア・スパッツ・
ガーミン・バッテリー・単3電池2本・ヘッドライト・
カメラ(α5000)・熊鈴・コンパス・
寝袋(モンベル)・エアマット(モンベル)・サンダル・
ネックウォーマー・ニット帽・フリース(2枚)・
手袋(薄手)・ダウンジャケット・薬類・塩飴・
水1000ml・カントリーマーム・サンドイッチ
当初の予定では西大巓から日の出を拝むつもりでしたが、辺りは濃い霧に包まれ、小雪もチラついていたので、ちょっとゆっくり目にスタートして西吾妻山を目指します。
小屋を出ると辺りが開けた十字路に出ます。振り返ると昨日は見えなかった小屋はすぐそこでした。
十字路をまっすぐ行くとすぐに両側から松や笹が伸びていて、落ちた雪で頭やリュックを濡らしながら登っていくと、間もなく西吾妻山(2035m)に到着します。
山頂の北側に下りていくと、小さな湿原があります。
湿原の先に大きく盛り上がった岩山があります。ハイマツの間の道に入っていきます。
昨日は木道で滑って転倒したりしましたが、今日はスタートからアイゼンをつけていたので、雪の積もった岩場も問題ありません。
岩場を登り切ると、辺りは開けていて、道はわかりづらくなります。
霧の闇の中とは違い、多少は見通しが利くので、しばらく歩いていくと梵天岩が見えてきました。
梵天岩の標柱の向こうに道が続いていました。昨日は向こうから上がってきましたが、この標柱が見えず、グルグル回ってここにたどり着いたのでした。
梵天岩の先も岩場が続きます。下っていくうちに下の方に湿原らしきものが見えてきました。
岩場から湿原の中の木道に変わります。
木道が終わると今度は石畳の道です。
下り坂がだんだん急になり、森になっていきます。
岩を下り切ったところが大凹の水場です。雪が急に強くなってきました。
木道から階段になり、ずっと登っていきます。
再び木道に変わり、かもしか展望台への分岐を過ぎると、また平坦な広い岩場に出ます。
何となく道らしいところを辿っていくと、間もなく人形石に出ます。
平坦なエリアを5分程で通過すると下りになります。岩場の先に木道が見えます。ここから先は、道がわからなくなるようなエリアはありません。
木道の先の笹の生い茂るエリアを抜けると、また岩の下りです。
10分程下ると木道になり、やがて湿原に出ます。
木道でずっと下っていくと、いつの間にか雪は止んでいました。
藤十郎に到着です。そろそろ休憩したいところですが、荷物を置くところもないので、ここはスルーしていきます。
藤十郎を通過するとすぐに笹の深いエリアに入ります。下には木道があるのですが、見えません。
10分程で湿原に出ます。周辺のハイマツに霧氷がついているのに気付きました。
木道を上っていくと、弥兵衛平分岐まできました。
更に木道を上ると東大巓の下に出ます。だいぶ明るくなってきて、雪のついていない岩もあったので、ここで朝食休憩にします。
東大巓からハイマツ帯の木道を行くと、大倉新道への分岐の前に広がる湿原と、谷地平へ続く木道が見えてきました。
分岐から少し行くとすぐに笹と松が生い茂る細道になり、全身を濡らしながら進みます。
カッパとスパッツ必須の道はずっと続きます。足元の水は水場から流れ出ているものです。
急に深い森になります。
森を歩いているうちに天気が急激に回復してきました。途中で沢を渡ります。両岸にピンクのリボンがあってわかりやすいです。
沢を渡ると広い笹原に出ました。左の方には東吾妻山が見えます。
右の方は東大巓でしょうか。
笹原の先で、さっきより広めの沢を渡ります。
沢の先の森を抜けると、急に視界が広がり、谷地平の湿原に出ます。
左後ろに昭元山
昭元山から烏帽子山・家形山
家形山から一切経山・東吾妻山
風は少し強めですが、ここで一休み。アイゼンを外してカッパの上着を脱ぎました。
見晴のいい木道をしばらく行くと分岐があります。右は駕籠山稲荷神社への道です。昨日ですっかり疲れたので、左へ避難小屋方面に行きます。
少し行くとまた渡渉です。
谷地平避難小屋です。ここはトイレはありません。
避難小屋から先は姥沢に沿って、何度か渡渉を繰り返しながら進みます。
最後の渡渉の先から急登が始まります。木の根っこが複雑に絡み、足の置き場に困ります。
根っこエリアを5分程で通過すると、今度は岩エリアに入ります。
行けども行けども岩が続き、うんざりします。
1時間程岩に悩まされ、ようやく終わったと思ったら5分程で姥神に出ました。
姥神の石像の先の岩に腰掛けて、ちょっと遅めの昼食休憩にします。
姥神の先に木道が通っています。
笹原の中の木道を歩いていきます。あとはこのまま浄土平へ行くだけです。不安はもうありません。
5分程で笹原を抜けると、周辺には石が多くなってきます。
姥ヶ原の十字路に出ました。当初予定では右の東吾妻山に行く予定でしたが、そんな気力は残っていません。
姥ヶ原からまっすぐ木道を行くと、途中で鎌沼が見えました。湖面のすぐ上にまで雲が下りているので、一切経山は見えません。
姥ヶ原の東の分岐に出ました。昨日の朝はここから向こうの木道を行きました。
姥ヶ原東分岐から岩場を下り、まっすぐ木道を行きます。
木道からは池塘が点在する湿原越に高山が見えます。
吾妻小富士が見えてきました。向こうには福島市街が見えます。
吾妻小富士の手前に浄土平湿原、右に桶沼も見えます。
風が強く、上の噴気孔のガスは横に流れています。
ゴールまでもうすぐです。まっすぐ行くと駐車場ですが、歩きにくいので
右の木道を行きます。
浄土平駐車場に到着です。磐梯吾妻スカイラインのゲートは夕方5時に閉まってしまいますが、予定していた山をパスしたおかげで、余裕で間に合いました。
今回は西大巓と東吾妻山をパスする結果になってしまいましたが、いつかまたやレンジしてみたいと思います。
それよりも真っ暗でしかも濃霧の中での岩場歩きで、危うく遭難しかけるというアクシデントに見舞われました。木道が濡れて滑るので慎重に歩いたせいもありますが、計画にも無理があったかもしれません。いい教訓になりました。