一人当たりの年間所得平均額、1650ドル。
日本円にして、13万円くらい。まぁ、今は円高がものすごいから、もう少し高く見積もっても、15万円くらいか。
年間所得額、15万円です。
考えられますか?
「だって、そのぶん、物価が安いんでしょ?」
と考えるかもしれない。
決して、そんなことはない。
日本の4分の1くらいだろうか。そんなかんじ。
昨日、昼食に寄った食堂で、小学6年生くらいの子供2人が寄ってきて
「この本、買ってよ」
と言ってきた。
わりにこういうことは、よくあることで。
私が日本語を教えている学校は、いわゆる「特別学校」で、裕福な家庭に育つ子供が多い。
それでも、教科書が買えなかったり、文房具がなかったりする子供もいるが、少なくとも、学校に通っている。制服を着ている。
ふと
でも、そうなんだよな・・・
と、思った。
カネのはなしをすると、この国の学校の先生の給料は、とても低い。
1ヶ月、日本円で1万6千円くらい。
つまり、平均所得に近い。
大学を出て、教育職という、いわば専門職について、その値段?
モンゴルのエリート層は、法律や経済を学び、ビジネスをやったり、国外に出て働いたりすることが多いらしい。
国内の、特に公務員、それに、医者(!?)は、給料が低い。
人材も、育たないし、なりたがる人もあまり出てこない。
でも
教育をしっかりやらなかったら、未来はどうなるだろう。
昨日も、生徒が学校をボイコットしたということで、授業が無かった。
授業時間は、40分。休憩が5分。
そんな時間構成では、生徒が教室に入るのが間に合わなくて授業時間が短くなり、結果30分強程度の授業時間しかなく、学習効率が悪くなるのは目に見えている。
しかも、建物が少ないから、学校は2部制。
日本でいうところの、小学1年生から高校2年生までがひとつの学校に、午前、午後に分かれて登校する。
先生は、ともすると、昼食の時間すらない。先生は2部制ではないからだ。
そうなんだよな…
どこから手をつければ、いいんだろう。
私に出来ることは、授業で子供たちを笑わせて、
「この日本人のおっさん、言ってることはよくわかんないけど、なんかおもしろいな」
と思わせること。
学ぶことを楽しいことだと思わせること。
未来に、希望を持たせること。
でっかいことなんてできないし、そんなことを考えてもしょうがないことだけれど
いま、自分の近くにいるやつらに、笑顔でいてほしいな、と思う。


















