- 1Q84 BOOK 3/村上 春樹
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ブログ仲間であり、モンゴル大先輩の千夏さんから借り、いとおしいようにページを一枚一枚めくって読んだ。
ここまでくると、もう病気ですね。私。。。
言わずと知れた、村上春樹さんの最新作。
正直、book2で完結していたかに見えたが、ああ、なるほど、そうなったのね。。。という始まり。
読み終えて、自分の中には少しだけ疑問符が残った。
確かに、文体や物語の終え方も、春樹さんらしい。
しかしながら、今作は、なんていうか、少しだけ、ドラマ的…というか…伊坂耕太郎的…というか
なんか、追われるものと追うものの活劇的な展開に見えませんでしたか?全世界の読者の皆様?
いや、文句は無いんですけど。。。
村上春樹さん特有の、「意識の壁」のようなものをすり抜ける場面もあって、そこも重要な要素を占めていたのだけれど、60歳を過ぎて、なんていうか「残りの時間」を考えざるを得なくなった彼は、これからどんな方向へ進んでいくのだろう、と、少し心配になる作品だった(私みたいな単なる一読者がいらぬ心配だとは思うけれど)。
また時間がたったら、読み返したい。日本で、かなぁ。
我々が住むこの世界には、この世界に寄り添うように違う世界がひっそりと存在していて、それはどこからともなくやってきて、ぼくらを飲み込んでしまう。
ぼくらはそれに対して抗することは出来ない。しかし、注意深く周りのものごとを観察することによって、そこから抜け出す出口みたいなものはあるのかもしれない。
しかし、入り口と出口がイコールの関係にあると言うことは必ずしも言えることではない。仮に出口を見つけてそこから抜け出したとしても、そこにはまた新しい世界が存在しているだけなのかもしれない。
結局のところ、「元いた場所」に帰るなんていうことは、時間を不可逆的に動かすことでしかその可能性を生の状態にすることは出来ず、したがって「元いた場所」というのは原則的にありえないことなのだ。
だから
ぼくらは、「今いる場所」から「新しい場所」へ移動するしかないのだ。好むと好まざるに関わらず。
というのが、一読しての感想です。2回、3回読むとまた違った感想になるんだろう。
どうでもいいけど、今年のオリコントップ10、アキバなんたらと嵐なんたらの2組ってどういうことだ!?
どうした?日本のミュージシャン!?

