SDR# (SDRSharp)をRTL-SDRドングルが接続されているPC(「rtl_tcp」を動かすサーバー)とは異なるPCで「rtl_tcp」のクライアントとして動作させる記事を以前に書きました。
その際に配布されいた「rtl_tcp」のバイナリーは「direct sampling mode」が有効になっているものではなかったためネットから「direct sampling mode」指定が有効なバイナリーを探して入手していたと書いていましたが現在の最新版配布は「direct sampling mode」が有効になっているのを確認しました。
「rtl_tcp」は「rtl-sdr」の配布パッケージに含まれていて「ここのURLに詳しい記事があります」
「rtl-sdr」のWindowsバイナリー配布パッケージは「ここのURLのFTPから取得できます」
「direct sampling mode」が有効になっているバージョンの確認は「rtl-sdr-64bit-20240519.zip」で動作させて確認できました。
(64bit版と32bit版がありますが特に問題なければ64bit版がお勧めです)
コマンドプロンプトやバッチファイルでQブランチの「direct sampling mode」を有効にするコマンドラインオプションは以下のようになります。
rtl_tcp -D 2 [-a 待ち受けIPアドレス] [-p 待ち受けポート番号] [-d 2つ接続しているときは「1」指定で2番目のデバイスが対象]
バッチファイルは以下のように記述すれば大丈夫です
(rtl_tcpのあるフォルダを「C:\rtltcp」に置いた場合)
-------------start-rtl-tcp.batなどの名前で保存----------------------
@ECHO OFF
cd /d "C:\rtltcp"
start rtl_tcp -D 2 [-a 待ち受けIPアドレス] [-p 待ち受けポート番号] [-d 2つ接続しているときは「1」指定で2番目のデバイスが対象]
--------------------------------------------------------------------
なお、この記事を書いていた時点でのSDR# (SDRSharp)最新版は
「SDR# (SDRSharp) revision 1920 (2024-04-25) の「Download」ボタンで取得」でした。
(実行時に.NET Runtime8.0が必要です。実行時にダウンロードされます)