以前導入したIntel N-100 ミニPCでビデオキャプチャーしてリモートからアクセスする | やすのブログ

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以前導入したIntel N-100 ミニPCをビデオキャプチャーを動かすサーバにして、別PC(「クライアントPC」)からリモート画面で使ってみる実験です。

(「本編:ChromecastとFire tvに画面をミラーリングしてPCでキャプチャーする」で導入したビデオキャプチャーBOXを利用するからの流れです)

 

ビデオキャプチャーソフトを動作させてビデオキャプチャーを「ミニPC」にさせる為の実験なのですがちょっと調べてみるとMS純正の「リモートデスクトップ」接続でビデオキャプチャーデバイスを利用する場合はサーバー側の「ミニPC」画面内で「クライアントPC」側の「ビデオキャプチャーデバイス」を利用可能な設定がありました。

 

ここでミソなのはカメラの扱いの「ビデオキャプチャーデバイス」だけでマイク扱いの「音声をキャプチャーする録音可能なデバイス」は録音デバイスとして別の「クライアントPC」側デバイス扱いになっています。

この録音デバイスはセキュリティーの関係からかサーバー側の「ミニPC」のハードウェア的な物は扱えないようになっていましてなんとサーバー側の「ミニPC」に「ビデオキャプチャーデバイス」を接続した際の「音声をキャプチャーする録音可能なデバイス」は「リモートデスクトップ」接続だと使えないという事が分かりました。

 

サーバー側の「ミニPC」に「ビデオキャプチャーデバイス」を接続した際の「音声をキャプチャーする録音可能なデバイス」利用には今の所有志で無料利用が可能な「brynhildr」や「verethragna」などのサーバー側の物理的なデスクトップを共有可能なリモート接続を利用する必要がありました。

 

一応参考情報ですが「リモートデスクトップ」接続での「クライアントPC」側の「ビデオキャプチャーデバイス」をサーバー側で利用するには

「リモートデスクトップ」接続→「▽オプションの表示(O)」→「ローカルリソース」タブ→「ローカルデバイスとリソース」「詳細(M)…」→「ビデオキャプチャデバイス」

にチェックを入れてください。

 

また「ビデオキャプチャーデバイス」を接続した際の「音声をキャプチャーする録音可能なデバイス」をサーバー側で利用するには

「リモートデスクトップ」接続→「▽オプションの表示(O)」→「ローカルリソース」タブ→「リモートオーディオ」「設定(S)…」→「リモートオーディオ録音」「このコンピューターから録音する(R)」

を選んでください。

 

まずはビデオキャプチャーBOXをサーバーにする「ミニPC」に接続しての利用を想定してサーバー側の物理的なデスクトップを共有可能なリモート接続が可能でサウンドも再生可能な「verethragna」を利用して実験してみました。

 

ビデオキャプチャーの実験に利用したビデオキャプチャーデバイスは前回からの実験の流れで同じものを流用しました。

 

参考:USBのHDMIキャプチャーBOX Mirabox HSV3218 4K@60Hzパススルー1080pキャプチャボード:9599円

参考:USBのHDMIキャプチャーBOX Mirabox 321 4K@30Hzパススルー1080pキャプチャボード:6999円 AMAZON初売りで4499円

 

ビデオキャプチャーに必要なソフトは「VLC」または「OBS」を利用しています。録画の実験には「VLC」だと圧縮ができないようですので「OBS」のハードウェア圧縮を選んでいます。

キャプチャー映像の表示や録画の条件は1980x1080@60Hzです。

 

VLCでのキャプチャ映像表示・サウンド再生時のCPU利用率は大きい時で60%程度でした。

OBSでのキャプチャ映像表示・サウンド再生時のCPU利用率は大きい時で65%程度でした。

OBSでのキャプチャ映像表示・サウンド録画時(Matroska Video 高品質・ファイルサイズ 中)のCPU利用率は大きい時で65%程度、OBS表示のCPU利用率表示は10.8%程度でした。

OBSでのキャプチャ映像表示・サウンド録画時(Matroska Video 超高品質・ファイルサイズ 大)のCPU利用率は大きい時で70%程度、OBS表示のCPU利用率表示は11.1%程度でした。

 

 

 

次にクライアントPCに接続したビデオキャプチャーデバイスをサーバー側で利用するリモートデスクトップ接続での実験です。

 

ビデオキャプチャーに必要なソフトは「VLC」または「OBS」を利用しています。録画の実験には「VLC」だと圧縮ができないようですので「OBS」のハードウェア圧縮を選んでいます。

ネットワーク越しにビデオ映像を転送するのであまり高負荷だと安定しないようですので、キャプチャー映像の表示や録画の条件は1980x1080@30Hzです。

 

VLCでのキャプチャ映像表示・サウンド再生時のCPU利用率は大きい時で63%程度でした。

OBSでのキャプチャ映像表示・サウンド再生時のCPU利用率は大きい時で58%程度でした。

OBSでのキャプチャ映像表示・サウンド録画時(Matroska Video 高品質・ファイルサイズ 中)のCPU利用率は大きい時で60%程度、OBS表示のCPU利用率表示は9.5%程度でした。

OBSでのキャプチャ映像表示・サウンド録画時(Matroska Video 超高品質・ファイルサイズ 大)のCPU利用率は大きい時で%65程度、OBS表示のCPU利用率表示は10.4%程度でした。

 

サウンド録画時はぷつぷつと途切れるようでいまいちな音声でした。

 

 

ということで以前導入したIntel N-100 ミニPCをビデオキャプチャーを動かすサーバにして実験してみましたがリモートデスクトップ接続は使わないほうがいいという実験結果になりました。皆さんもいろいろと実験してみてください。