色々使える安い中古のSIMフリーなポケットWI-FI「W05」について | やすのブログ

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元SE・PGです。

最近の世の中は安い価格でポケットWI-FIが使いやすくなりましたよね。

 

そこでポケットWI-FIを中古でもいいから安く購入したり、安く運用するにはどうするかの簡単な話を。

 

まずはポケットWI-FIを運用するときのSIMにまつわる話です。

ポケットWI-FIを使うという事は大抵PCでWI-FIを使う用途になりそうですので、月の通信容量はそれなりに多くなりそうですからよくありがちな20GBの容量の価格などが重要にもなると思います。

また、利用を休止するときは月の利用容量を最小のGB数にして料金を抑えたいなどもあると思います。

 

そこで比較的メジャーな格安SIMのiijmioの2023年10月時点でのデータ通信専用SIMの料金を見てみたいと思います。

大容量のデータ通信ができそうといえば楽天UNLIMITEDって無制限では?という事がありますがこちらは利用を実現できるまでにはいろいろと通信機器面でのハードルがあるそうですので後述します。

 

iijmioの2023年10月時点でのデータ通信専用SIM(電話の通話もショートメッセージも受け取れません)の料金で、ギガプランというのは以下のような月額料金だそうです。

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2GB 740円

5GB 900円

10GB 1400円

15GB 1730円

20GB 1950円

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この料金ですと月に20GBで2000円程度で使えて、利用しないときは2GBのプランにしておけば740円の維持費で済むようです。

 

またiijmioですとSIMの通信速度を低速モード(300Kbps程度)に抑えて通信のGBを消費しない設定にもできたりします。

iijmioから提供されているスマホの「My IIJmio」アプリで設定します。

ただし低速モードを3日間の連続日で何MBまでとかの縛りがありますのでご注意を、詳しくは「IIJmioシムラボ」さんの所の「IIJmioは低速モードが使える!速度切り替えでデータ消費なし」をご覧ください。

 

さて気になる楽天UNLIMITEDですが、もしもこちらのSIMでデータ通信が使い放題無制限という事が実現した場合は以下のような料金になります。(色々困難な壁があります、ポケットWI-FIの機器の説明で説明を)

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3GBまで1078円

20GBまで2178円

20GB超え3278円

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この料金ですと月に20GBまでなら2178円、利用しないときは3GBまでですので1078円で維持という事になりますし、20GBを超えても3278円という事になります。

 

無制限で使えて3278円と思われますが、実際にPCでの利用をしてみたある方の感想だと夜間に頻繁に切断されたりでネトゲに向いてないなどの報告もあるようです。日中はどうなんでしょうね?

この辺の解説は「IIJmioシムラボ」さんのところを「楽天モバイルシムラボ」に切り替えると無制限のプランで「楽天モバイルを固定回線化・固定回線代わりに使う方法を解説」の記事などもありますので参考になるかと思います。

 

 

さて、ここからはポケットWI-FIの機種についてのお話です。大抵docomo回線のSIMを使う際は問題ないようですが

以下はどこのキャリアが電波のバンドを使っているか(チャンネルのような物です)です

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docomo:バンド1、バンド19プラチナバンド

au:バンド1、バンド18

ソフトバンク:バンド1、バンド8プラチナバンド

楽天モバイル:バンド3、ローミングのau回線はバンド18

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普通のSIMフリースマホですとどこのバンドでも使えるように設計されているのですが、SIMフリーのポケットWI-FIの世界ではどこのバンドが使えるか結構ばらつきが多いようで普通は「docomo」「au」「ソフトバンク」で使える最低限の「バンド1」をサポートしているようなのですが問題は「楽天モバイル」です「バンド3」しか使えないようになっていますがポケットWI-FIで「バンド3」が使える機種は少ないのだそうです。

 

「楽天モバイル」は一部地域だとパートナーの「au」の「バンド18」も使っているそうですがこちらのバンドをデータ通信で使うと月に5GBという制限が起きるそうなのでポケットWI-FIによっては「バンド18」の接続にならないように「バンド3」に固定する機能もあるそうです。

 

他にポケットWI-FIで嬉しいのは「docomo」「au」「ソフトバンク」のプラチナバンドが使えると通信しやすいという特徴があります。

「docomo」→「バンド19」、「au」→「バンド18」、「ソフトバンク」→「バンド8」

全部使えるならそれに越したことはないのですが中には超癖が強いポケットWI-FIもあるそうで「楽天モバイル」の「バンド3」しか使えないものなどもあるのだそうです。

 

で、今回の記事でのSIMフリーモバイルルーターは「UQモバイル」の「W05」をファームウェアダウングレードしたバージョンで使うというやつです。

 

「W05」はファームウェアのバージョンが最新だと「バンド3」が使えなくなっているのだそうで、昔の古いバージョンで使うのが良いようです。

「W05」の機械的にサポートされているバンド

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「バンド1」:「docomo」「au」「ソフトバンク」

「バンド3」:「楽天モバイル」※「docomo」(主に東京、大阪、名古屋など限定)

「バンド18」:「au」

「バンド26」

「バンド41」

「バンド42」:「docomo」「au」「ソフトバンク」

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ファームウェアバージョン「11.450.07.31.824」:「バンド3」使える〇

ファームウェアバージョン「11.450.07.34.824」:「バンド3」使える〇

↑古い、↓新しい

ファームウェアバージョン「11.450.09.13.824」:「バンド3」使えない✖

ファームウェアバージョン「11.450.09.20.824」:「バンド3」使えない✖

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SIMサイズ:nanoSIM

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で、「バンド3」が使える古いファームウェアに如何にして書き換えるかはネットに色々な情報が有ります。

→ファームウェアの書き換えはWindowsのPCで行う

→月5GBの「バンド18」に繋がらないように設定するにはアンドロイドスマホが必要

 

手っ取り早いのはメルカリで古いファームウェアに書き換えられた「W05」の中古を購入すると簡単だと思います。

大体2000円で出品されているようです。

SIMフリーのポケットWI-FIは使うSIMの会社のAPNという物を設定しなければならないのですが、最近では「楽天モバイル」用のAPNをあらかじめ設定済みで「楽天モバイル」のSIMを入れるだけという物も出品されているようです。

 

このポケットWI-FIをPCで使う際は「有線LAN」だと安定していて高速ですがそれを可能にするには充電もできる「クレードル」(別売り)を使えます。クレードルをどのように使うかは「WiFiの極み」さんの「W05でクレードルは必要?メリット・デメリットや現在の価格や有線接続設定まとめ。」の記事をご覧ください。

 

いかがでしょうか?「W05」は結構多用途な割に安く購入出来て便利ですよね。