短波放送でのDRMというデジタル放送のデコードはMP3ファイルなどでもできるか実験 | やすのブログ

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KTWRの日本語DRM放送は途切れながらも受信してデコードできる環境をSDRSharp(#)のBasebandレコーダーで保存したので、そこからさらにUSBモードで10KHzで受信したオーディオ情報を保存してデコードしてみた所なかなか調子よく音声ストリームが再現できました。

 

ただしそのままの音声WAVE情報はサイズが大きいためにオーディオ圧縮ファイル形式のFLACとMP3で圧縮して、メディアプレイヤーで再生してDREAMでデコードの再現度はどうか試してみました。

 

FLAC形式はロスレス形式ですので無難に再現可能でした。問題はMP3ファイルです。

WAVEファイルをMP3形式にエンコードするソフトとしてはとてもポピュラーなフリーソフトの「午後のコーダーV3.13a」を使用しました。

 

「午後のコーダー」のエンコードの設定は以下の項目を試してみました。

いずれも「共包絡ステレオ」形式です。クォリティ設定は一番「高音質」の設定にしました。

・固定ビットレート128kbps

・固定ビットレート160kbps

・可変ビットレート320kbps VBRクオリティは「クオリティ0」の最も高音質にしています。

 

エンコードされたMP3ファイルのプロパティは16bit48KHzで作成されていました。

 

いずれのMP3ファイルもWINDOWS11のメディアプレイヤーでバーチャルオーディオケーブルのOUTに出力して音量は最大にしています。

 

DREAM2.1.1での聞こえたり聞こえなかったりの部分でのWAVEファイルとの差異は以下のような感じでした。

・固定ビットレート128kbps

  少し聞こえない部分があるような気もしますが、安定して聞こえる部分のデコードは大丈夫です。

 

・固定ビットレート160kbps

  ほんの少し聞こえない部分もあるかもしれません(あくまでも主観です)がほぼ大丈夫な気がします。

 

・可変ビットレート320kbps VBRクオリティは「クオリティ0」の最も高音質にしています。

  WAVEファイルと遜色なくデコード出来ている感じです。

 

なお、もっと低ビットレートの物は試していませんので興味のある方は実験なさってみてください。