〈座談会〉 「一人」を徹底して大切に 共に成長! 未来部躍進の夏を2024年7月11日
- 池田先生「世界まで 誉れの人材 育つ嬉しさ」
- 〈出席者〉原田会長、石井未来本部長、石田女性未来本部長、桜尾副未来部長、大高少女部長
大高 伝統の「未来部躍進月間」が15日にスタートします(8月31日まで)。
桜尾 学会創立100周年から22世紀へ――現在の未来部員は、世界広布の万代の流れを決定づける「令法久住」の正義の走者であると、池田先生は強調されました。
原田 少子化が進む社会にあって、次代を担う人材をどれだけ育めるか。それは、いかなる団体にあっても最重要の課題です。私たちの合言葉は「一人を大切にする」ことであり、「従藍而青(藍よりして、しかも青し)」(新1834・全1505)です。
石井 先生は日本、世界のいずこでも、寸暇を惜しんで未来部の友に会い、励ましを送ってこられました。7日付の聖教新聞にも、未来部時代の先生との出会いを胸に、全米の青年部長や、アメリカ創価大学の副学長に成長した友のことが紹介されていました。
各種コンクールへ
大高 月間では昨年同様、「未来部サマーチャレンジ」を行います。具体的には、①「英語スピーチ」(小学・中学・高校生)②「読書感想文」(中学・高校生)③「作文」(小学生)④「絵画」(小学生)の四つです。「未来部希望ネット」の特設サイトからエントリーできます。
原田 私は先日、創価文化センターで開催されている「少年少女希望絵画展」を鑑賞しました。先生がたたえられたように、「心の宇宙」を広げ、「夢の城」を光らせた、創造力みなぎる力作の数々に深く感動しました。
石田 7・8月には、「未来座談会」も行われます。岡山では、毎回の座談会に楽しく参加している息子さんから、「お父さんも一緒に行こうよ」と誘われた方がいます。参加した座談会では、“火の信心”と“水の信心”を通し、継続の大切さが語られていて、人生に通じる哲学だと感銘したそうです。その後、小説『新・人間革命』も読み深め、お父さんは本年入会されました。
桜尾 宮城のある地区では、座談会の企画を考える段階から高等部員が参加。本人に代わって、その人の特徴などを紹介する“他己紹介”を行おうと、事前に未来部員が取材をして座談会に臨み、大いに盛り上がったそうです。
原田 未来座談会は、「一人一人の未来」を開き、「地域の未来」を開くための座談会です。未来部員がいない場合でも、未入会の家族の方や青年部などが参加しやすいよう工夫することはできます。地区の総力を挙げて取り組んでいきたいと思います。
七夕飾りの前で、笑顔いっぱいの岩手宝光県の未来部の友
勉強の悩みに応え
桜尾 NHKが行った調査によると、中学・高校生の悩み事の第1位は、「成績、受験」や「将来」でした。そうした未来部員の勉強の悩みに応えるVODの新番組が14日から配信される予定です。
石田 家庭教師派遣会社でトッププロとして活躍する教育部員の方が、“勉強のコツ”を分野ごとに紹介してくれ、“目からうろこ”“今すぐ実践したくなる”内容です。大人の“学び直し”の参考になるとも思います。
石井 小学生編は15分、中高生編は12分(フルは18分)です。「勉学第一」で「飛躍の夏」の一助になるよう、訪問・激励の際などにご活用ください。
大高 先日の未来本部長・未来部長会で教育本部の幼児・家庭教育部長が、文科省の発表を踏まえ、子どもを育てるための「“ナナメの関係”の重要性」を話されました。
原田 親や教師のような“タテの関係”、友人との“ヨコの関係”だけでなく、利害関係のない第三者による“ナナメの関係”とは、学会でいえば未来部担当者らと未来部員の関係に当たります。
石井 子どもにとっては、「多様な価値観に触れられる」「安心して話ができる」「身近なロールモデル(模範)につながれる」という利点があり、今後ますます大切になるといわれています。
石田 長崎新世紀県のある支部では毎月、未来部員会を行ってきました。“楽しい思い出を”と、夏と冬の休みには季節にちなんだゲーム大会を開き、皆がすくすくと成長。新たに家族で入会された方もいます。
桜尾 愛知・南豊橋圏では地元の会館を開放し、学習支援を中心とした、未来部のためのプラザを毎週木曜日に開催しています。未来本部長や男子部、現役や退職した教師らがスタッフとなり、小・中学生や未就学の子たちが、宿題や折り紙などを楽しんでおり、陸続と人材が育っています。
原田 「地涌の義は 未来部にあり 世界まで 誉れの人材 育つ嬉しさ」と池田先生が詠まれた通り、世界でも未来部育成の運動は活発です。アメリカでは毎年、中・高等部の研修会をアメリカ創価大学で実施。台湾でも毎夏に、未来部の研修を行っています。これが、現在の世界広布の大発展の源なのです。
大高 先日訪問した韓国でも未来部がはつらつと躍動していて、8月に未来部結成60周年記念の大会を開催するとも聞きました。
石井 実は御書新版には175カ所に「未来」との文字が記されています。日蓮仏法はそれほど、「未来」を重視しています。そもそも法華経を貫くテーマも「未来」です。「仏滅後の末法に弘めるべき法とは。その正法を誰が弘通するか」を明かすことにあります。
原田 「未来の果を知らんと欲せば、その現在の因を見よ」(新112・全231)との経文通り、未来の大勝利という「果」のために、今その「因」をつくることが重要です。「未来」を担う子どもたちの成長を祈り、行動を起こせば、地涌の菩薩の大いなる智慧と力は湧いてきます。「共に成長!」の決意で、励ましを重ねていきましょう。
石田 なお、今月21日には東京と関西の創価学園で、来月の3日、4日、25日には創価大学と創価女子短期大学でオープンキャンパスが楽しく開催されます。受験生や家族はもちろん、未来本部の皆さんも積極的に参加くださればと思います。