「まぁ、無理難題を言われる訳だ。……んっ、あっ、本番、始まった?!」
ども、フランドルです。さて、今日の話題は論理的文章の書き方をレンに教えていた訳なのですが、あ~、論理的思考力を養成して、文章に展開するのね。って思ったんだけど(←口語表現は文章としては正しくない。「思ったのですが」と書きましょう(笑))、それだけじゃ社会で使うためには不足するなぁ〜と思って加えたことについて今日は書きたい(←「です、ます体」と、「だ、である体」を混ぜない。)。
では、始まり、始まり〜。(あっ。この後から、いつもの「だ、である体」ね。)
春休みの宿題は論理的文章を書く教材をやり切ることらしかった。採点後、教えるのだが、どうも途中に先生が採点している跡があり、どこからどこまでを春休みでやったのか分からないので、頭から目を通した。
この教材は2018年の開成中学校の入試問題を受けて作られた教材の節がある。
仕入れ数と営業時間内の販売数の推移のグラフを見ながら、社長と社員の会話が進む、あれである。
レンは書く力があるものの、一文が長くなりやすいことが気になっていた。僕も割りと長く書きがちなので気持ちは分かる。
この教材は論理展開から始まり、長い文章を分割させる訓練が組み込まれている。
原因と結果、理由、例示、反論、反論に対する反論、結論やまとめなど。
更に、そうした文章を構成する部分を連結させるための接続詞を学び、文章を分割させる。
「だから、なぜなら、例えば、しかし、つまり」などである。更に、原因と理由で文章を書いて、理由と原因と反転させる練習などが計画されていて、よく考えられているなと感心した。
中一から、こうした勉強をするなんて、素晴らしいなと思った。
例えば、「少なく」と書くべきなのに「少ない」と書いていたり、文が続く穴埋め問題なのに語形が繋がらない形のまま入れていたり、体験を含めよと条件があるのに、条件を無視して(読んで頭に入れて解答していない)意見や思考のプロセスだけ書いていたりしたところを注意して直してもらった。
さて、この論理的に文章を書くという課題はこれだけやれば基本的には満足である。
しかし、レンの解答を読んでいて気になったことがあった。
それは反論の表現である。
「もうコップには水が半分しか入っていないじゃないか」
的なネガティブな反論が書かれていた。
反論の意図は「逆転」である。
「議論の逆転」
である。
僕はこれまで少なからず、これまで綿密に議論を重ね築いて来た合意形成に対して、
大きな方針転換
を理解してもらう必要に迫られたことがあった。その時に必要なのは、
ポジティブな視点と表現である。
ちょっと、論理の擦り替えも入るが、逆に、
潜在欲求を満たす
ことになり、
独自性を打ち出すことができる
ことにつながることがある。
例えば、
堅牢性が重要、だから、金属の利用
と帰結していたものを
コスト最優先、だから、プラスチックへの変更
が至上命題だったとする。でも、それを
だって、経営が成り立たないから
と主張しても合意形成は難しい。合意したとしても不満が残る。同じことを言うのであっても
世界一の軽さで勝負しよう
と言われたらどうだろう?ワクワクしないだろうか?ちょっと論点のすり替えしているけどね(笑)。
同じことを言うのでもポジティブな表現をすることは立場の異なる相手との合意形成において、実はとても大切である。
顕在要求が堅牢性であったとしても、潜在要求に携帯性があれば重量は大きな武器になる。顕在要求に従っている相手を崩せるようになる。そう、思考転換をしてもらうのだ。
「まだ、コップに水が半分もある」
レンには同じ反論する場合でも、ポジティブな表現が出来ないか?考えてと伝えた。
ポジティブな側面を見出す思考、表現、反論
を僕のスパイスとして加えた。論理的文章講座の枠を超える気がしなくもないが、ただ、
ポジティブな思考習慣はきっと社会に出てからレンを救ってくれるだろう
と僕は信じている。
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