雪舟の名前はよく聞いている割に、作品はあまりみたことありません。
今回、まとまった作品の展示をみることができました!
そして雪舟の画風を手本に、さまざまな画家たちが学んでいたこともわかりました。
京都国立博物館。旧館は立派なれんが造り!
新館で、巻物や大きな屏風などを、広い展示室でゆったりみることができました。
まぁ、とにかく、雪舟の筆づかいの勢いや、細かな表現力は素晴らしかったですよ!
水墨画は地味なイメージでしたが、実に豊かで生き生きとした世界がありました。
春夏秋冬を描いた巻物が、物語のようで気に入りました。
争いも苦しみもない、清澄な自然と人の営みの理想の世界がそこにあります。
戦争や諍いばかりの人間界、そんな現実の中で白と黒との墨絵の世界に、あるべき精神の平安を描いたのでしょうねぇ。
時代を経て、等伯や探幽など、狩野派の作品も見ることができたのもよかったです。
観覧の後は、前田珈琲にて。
遅めのランチはミックスサンド。
卵焼きが大きいのは、関西風ですね。
コーヒーも普段は飲みませんが、こちらのコーヒーとても美味しかったです。
さて。
ここから祇園方面に向かう途中、お祭りに出会いました。
平安風の衣装を着て練り歩く人たち。
小さな子が、観覧している人たちに、ちまきを配っていたので、いただきました。
季節のものですね。
厄祓いの意味があるのでしょう。
もらって帰りました。
後から調べてみると、近くの豊国神社のお祭りのようで。
地域の人たちがこういった文化をずっと引き継いでいるのですね。
京都ならではの、出会いでした。