【移転記事】rFactor2 2023 Q1 コンテンツ情報 | rFactor2にゅーす

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本格レースシムソフト、rFactor2のサーバーを運営する谷間鯖です。
こちらの記事では、rFactor2の最新情報、シリーズ戦のレース結果、Le Mans Ultimate情報などを更新します。

 つい先日お正月かと思いきや、あっという間に1月も終わりに近づいてきました。そしてrFactor2では2月6日頃に予定される2023Q1アップデートのリリース候補版がすでに発表されており、またコンテンツに関する情報についても公開が始まりました。

 

※新ビルドへのアップデート日は2月21日に延期されました。理由は"Allow Users~"の項目をご覧ください。

 

 この記事ではQ1でリリースされる新コンテンツ(コンテンツアップデート)情報を随時更新し、整理していきたいと思います。誤訳などあれば、コメントなどでこっそり教えていただけると幸いです。

 

目次と概要

  • 2月1日 Allow Users To Race Un-Own Car Content - 待望の新機能!

  • 1月31日 Announcing GT3 Update - 2年ぶりのアップデート

 

Upcoming rFactor 2 Build Will Allow Users To Race Against Un-Owned Car Content

 1月31日。Studio397はこれまで2月7日頃としていた新ビルドの正式アップデート日を、2月21日に延期すると発表しました。しかし、その理由は驚くべき内容でした。

なぜ延期したいのか、その大きな理由の1つをお話ししましょう。今週金曜日、我々は新機能として、自分が所有していないコンテンツとオンラインで対戦できる機能をリリース候補版にアップデートします!これはとてもエキサイティングなのですが、これを完成させるため、我々にはもう少し時間が必要であり、その他にもいくつかの要素が加わります- きっと待つだけの価値があることでしょう!

 

 長年、rFactor2の足かせとなっていた問題の一つに「レースに出場するすべての車両を持っていないとオンラインで遊べない」という問題がありました。

 

 例えばEndurance Bundle(WEC)。これは通常価格で購入すると現在5,000円以上もの価格となる一方で、すべての車種間で性能が調整されているとは言い難く、また、購入時期によってはBundleに含まれていない車種が多いという欠点もあり、非常に開催が難しいレースの一つとなっていました。

 

 谷間鯖としてもこの問題には非常に頭を抱えてきており、やりたくても出来ないレースが多々あったことは事実となります。しかし、この機能が正常に動作するようになれば、例えば有料DLCを持っていない人向けには無料アイテムを使ってもらうようにできるなど、多くの方が気楽に参加できるレースが実現することになりそうです。

 

 なお、この機能は今週金曜日の2月3日(日本時間4日頃)にリリース候補版にて公開される予定となっています。谷間鯖としては他鯖さんの動向に特に問題がなければ、土曜日頃にでも"殆どの方が誰も持っていないであろうDLC"とWORKSHOPアイテムを混走させるテスト鯖を開催したいと考えております。きっと最初は機能に問題も出てスムースに事が進むことはないと思われますが、もしお時間があえばお付き合いいただければ幸いです。

 

※2月4日追記:本機能のリリース候補版への実装は先送りとなり、2月10日(日本時間11日)に延期されました。これに従い、谷間鯖でのテストサーバーも1週間延期となります。ご了承ください。

 

Announcing GT3 Update | New Tyres and BOP

KEY IMPROVEMENTS

New Tyres

今回の挙動アップデートには、グッドイヤーとの共同開発となる新タイヤが導入されます。このタイヤは既にGTEなどでも知られており、セッティングや走らせ方には大幅な変化が予想されます。

New BoP (Balance of Performance)

14車種にも上る車種間での適切なBOPは非常に困難であることが予想され、相当の時間が費やされたようです。またStudio397は、もしこのBOPが適切に機能しない場合は、再びBOPを行う可能性も否定していません。なお、今回はM4(BMW)にもBOPも行われています。

Traction Control and ABS Improvements

今回のGT3アップデートでは、2022年に導入された新たなTCSとABSが導入されます。新タイヤの導入もあり、GT3のドライビングにはさらなるリアリティがもたらされると共に、ドライビング自体を見直す必要も出てくることでしょう。また、これに伴いダッシュボードには新たなLEDライトが増設されます。

Shift Protection

シフトプロテクションは決してドライビングを補助してくれる機能ではありませんが、リアリティを求める現代GTシムには無くてはならないものの一つであり、ドライバーにはさらにリアルなドライビング技術が求められるようになります。

Sound Engine Compatibility

誰もが一番最初に気付く大きな変革、このアップデートでは全車種が新たなサウンドエンジンに対応するようになります。

 

まとめと注意点

 GT3に関するアップデートは、rFactor2では2021年2月のBOP以来となります。一部車種ではレースを完走することすら難しい挙動に悩まされ、また、BOP自体があまり機能していなかったこともあり、多くのユーザーから早期のアップデートが待ち望まれていましたが、今回ようやくそれが実現しました。

 

 なお、上記の一覧にはありませんが、今回のアップデート記事ではサスペンションのテンダースプリングが追加される点にも言及があり、細かい路面の凹凸時などのスプリングの動作自体にも大きな変化がが予想されます。そして、我々としては"あの車種の挙動"にも、何かしらの変更が行われることを期待したいところです。

 

 rF2のGT3は新旧あわせて全14車種にも上るため、2月6日頃に予定されているアップデート時には相当の時間が掛かることが予想されます。また、地域差によるダウンロード制限が掛けられたり、何かしらのトラブルが発生する可能性も考えておかなければならず、リリース後から1日や2日程度では、完全なアップデートが終わらない可能性を予見しておく必要があります。

 

 当日や直近でGT3のレースを開催される鯖管さんには、慎重な対応が必要になりそうです。